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阿南はしばらく鬼っこ三里の面倒を見ることにした。 「おかえりなさい、阿南先生」 部活動の指導を終えて帰宅すれば相変らずセーター一枚、生足三里に出迎えられて。 「あ……っ? 先生?」 青少年じみたムラムラに貫かれて帰宅早々、及んでしまうこと、しばしば。 玄関前のキッチンで立ったまま。 アウターもそのままに股間だけ寛げて後ろから三里を。 「あっあっやんっすごぃっぃぃっぃぃっ」 「三里……ッ」 「せんせぇ……っせんせぇのおちんぽ、ずぼずぼ突っ込まれて……っ僕のおちんちん、ビクビクしちゃぅ……いっぱぃ濡れちゃぅ……っ」 確かに三里は濡れていた。 正面に回した利き手で触れてみれば鬼ペニスは我慢汁でびちょ濡れ状態だった。 「……いつもこんなに濡れるのか?」 クチュクチュクチュクチュ、激しくしごきながら、三里の奥で激しくペニスを突き動かした。 「やぁぁっっ……!!」 シンクにしがみついていた三里がずるずると床へ崩れ落ちていく。 一端、律動を休め、床マットにへばりついていた三里の腰を抱えて突き出させ、そして。 阿南は豪快にピストンした。 はち切れんばかりに育ちきった肉棒でアナル奥を引っ切り無しに連打した。 「やっっっっ!!いくっっっっ!!」 三里は床マットをぎゅぅぅぅぅっと握りしめ、さっきまで阿南に愛撫されていた鬼ペニスから絶頂飛沫を放った。 締まるに締まった三里の肉底。 危ういまでの悶絶心地に背筋を粟立たせ、奥歯を噛み締め、ギリギリまで粘って濃厚交わりを堪能した阿南は。 「く……ッ」 「っっっ……ふああああ……あ」 寸でのところで引き抜くと色艶のいい丸みある尻に体育教師スペルマを大量に叩きつけた。 「これ、おいしい」 「シチュー、気に入ったのか」 「しちゅー」 「おかわり、いるか」 「いる」 どうもこれまでけちょんけちょんな生活だったらしい三里は阿南にとても懐いた。 阿南も阿南で。 鬼の三里にごはんを食べさせ、時々勉強も教えてやって、パーカーのフードをかぶらせて近所のスーパーへ買い物に行ったり、近所の店で外食もするようになって。 「おいしかった」 「……だから、帰ってくるなり毎回どうして下を脱ぐ、三里」 ちゃんと彼に合ったものを買ってきたはずなのに家の中だと下半身フリーダムになりたがる三里に肩を竦めつつも。 「あっあっ!あっあっ!」 「……乳首、いつもこうなるのか、誰かに突っ込まれる度、こんな硬く……?」 おうちのそこら中で三里とシまくりな日々を過ごしていた。 ある日のこと。 「やだ」 三里に拒まれた阿南。 いつもなら喜んで受け入れられていたので正直ショックであったが、気分が乗らないときだって当然あるだろうと、三十一歳体育教師は素早く気持ちを切り替えようとした。 「今日はどうする。食べに行くか」 セーター一枚の三里はフルフルと首を左右に振ると。 アウターを脱いだばかりの阿南の背中をぎゅっとした。 「あなーん」 スリスリ、背中に甘えてくる三里。 こんなの拷問だ。 強引にでも押し倒したくなる。 「……嫌なんだろ」 「嫌じゃないです、ぜんぜん、ほんとはね、すっごく……」 阿南に力いっぱい抱きついて三里はため息をついた。 「いっぱいいっぱい、阿南先生、ほしい」 「……じゃあ、どうして」 「……僕、今、危ない時期なんです」 「……危ない時期?」 肩越しに阿南が振り返れば三里はチラ、と眼鏡越しに愛おしい体育教師を見上げた。 「阿南先生。鬼の僕はね。孕んじゃうんです」 「は……?」 「今、そういう時期なの。孕みやすいんです」 「……」 「ナカにだされたら、阿南先生のあかちゃん、できちゃうんです」 鬼の三里は雄ながらに孕むことのできる体質にあった。 巡り巡る特定の孕み期があり、今日、正にその期間に突入したわけで。 孕み期に突入すると普段の三里ならば人間男達との接触を一切断って暗がりに引きこもっていた。 いつにもまして高まる体を持て余して。 じっと、ひたすら、その時が過ぎるのを誰もいない暗がりで一人待ち続けていた。 「阿南先生は中出し、しない人だから。大丈夫かなって、ちょっとグラついたんですけど」 万が一のことがある。 「だから、ごめんなさい」 「……」 「もしも目障りだったら、僕、出ていきます」 「……出て行かなくていい」 自分の正面で重なり合っていた柔な両手を自分の両手で覆った阿南。 「……嫌なのか」 「え?」 「……俺との間にこどもができたら、嫌なのか、お前」 眼鏡の下で三里はその目を大きく見開かせた。 「ここにいてくれ、三里」

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