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宵闇を溶かすような電気ストーブの暖かい光。 「あっあっ……きちゃぅ、きちゃぅ、きちゃぅ……っっ」 ベッドの上で今まで以上に感じている様子の三里。 女子じみた柔らかな太腿を阿南に押し開かれて、ずぶ、ずぶ、ずぶずぶずぶずぶ、根元までペニスをぐっさり挿し込まれて。 起立中の鬼ペニスをとろとろに濡らしきって堪らなく切なそうに阿南を見つめてきた。 「……いつもより感じるのか?」 三里の雄膣最奥を滾る熱源で緩々と撫で上げながら阿南が問いかければコクコクと頷いた。 「そうだな、お前のココ……いつもよりキツイ」 「ふぁぁぁ……っっぁぁぁぁ……」 「……搾られてるみたいだ」 「……あなーん……」 三里が両腕を伸ばしたので阿南は上体を倒した。 ならだかな裸の肩に抱きついてきた眼鏡の鬼っこはすでに甘く掠れた声で言う。 「僕……っこんな濡れて、乳首、コリコリかたくなっちゃうの……阿南先生だけ……阿南だけ……んくっ……ほんとにいい……? 鬼の僕でいいの、阿南先生……?」 阿南は三里の小さな角にキスした。 そのまま背中に両腕を絡ませて抱き起こし、膝上に座らせて、ビクビクと全身波打たせている愛おしい鬼を覗き込んだ。 「……それは俺の台詞だ、三里」 「っ……僕……阿南先生がいいっっ……好き……いっぱい好き……」 その夜、阿南は三里を何度も何度も抱いた。 「あ、ぁぅ、ぁぅぅ……熱ぃの、いっぱい……あにゃん、せんせ、の……あかひゃんの種……おにゃかにいっぱい……」 何度も何度も三里に注ぎ込んだ……。 阿南は鬼っこ三里の面倒をずっと見ることにした。 「あにゃ、あにゃ、あにゃ」 ちっちゃな三里ベビーも。 「角がないんだな」 「はい。抱っこしてください」 「あにゃー」 阿南家ではこれからずっとずっと「鬼はうち」だ。

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