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多分、そうなのだろうと思っていた。
なくなった持ち物は三里の元にあるのだろうと。
他に考えられなかった。
そうして、ミニバス指導が終わり、何とはなしに教室を覗いてみれば。
黒板脇、窓際に設置されたデスクに三里がぺちゃんと座っていて。
明らかに妙な空気を振り撒いていて。
「……三里、なにやってる」
「あ……せんせぇ……」
悪びれるでもなく眼鏡越しにとろんとした双眸を露にした三里。
久しぶりに視線がちゃんと重なった。
「すみませぇん……」
手元はデスクで隠されているが。
「……お前、俺以外の誰かに見つかっていたら、どうする気だったんだ」
「ぇ……? ん……考えて、ません、でした……」
微妙に揺れている小さな背中。
右の肩や腕も小刻みに波打っている。
「……やめろ、三里」
「……ぁ、でも……ぃきそぉ、です、あとちょっと……」
「……」
「パーカーと、ペン……盗んですみません……んく……ぁ、ぁ、ぁ……」
「……」
「僕、先生のそばに行ったり、一分以上見ただけで……ぼっきしちゃうようになっちゃった……オトナになるってこわいですね……ん」
「……三里」
「せんせぇ……ぁ……ぁ、ぁ、ぁ……ふゃ……っぁ……!」
三里の背中が一際ぶるりと波打った。
明らかに全身が張りつめて、首をすぼめ、ぶるぶる、ぶるぶる。
けしからん淫乱生徒、最愛なる担任との会話中にデスク下で射精に至った。
「……ぁふ……」
上擦った甘いため息を零し、デスクによだれをぽちゃっと零し、何度か口をぱくぱくぱくぱく。
「はぁ……はぁ……っぁ、やぁん……っ!」
いきなり阿南に抱き上げられた三里はびくりと痙攣した。
回転イスからデスク上に持ち上げられて、その下半身が露となる。
半ズボンとぱんつはずり下ろされて幼茎が丸出し。
先っぽからはぴゅくぴゅくと精液泡が弾かれて薄い茂みに点々と散っていた。
「……学校で自慰はやめろ、三里」
「……そんなこと、授業で習ってないもん、教えられてないもん」
「……おい、触るな」
「ん……だってぇ……先生、近い……阿南先生ぇ、そばにいたら……感じちゃうもん、僕……」
貪欲淫乱生徒、阿南を目前にしておにゃにーを再開しようとしている。
阿南は、そうはさせまいと三里のか細い両手首を捕らえた。
「やめろ」
「ふやぁ……やらぁ……するもぉん」
もどかしげに身を捩らせながら涙目で阿南を見つめる三里。
「抑えろ、そうしないと、お前……この先歯止めがつかなくなるぞ」
「つかなくて……いいもん」
「……その年で快楽に溺れるな」
「オトナになったら溺れていいんですかぁ……?」
「……」
「ぁぅ……ぁ……っ」
「三里」
阿南に捕まれている両手首からじわじわと広がる火照り。
触れてもいない幼茎が独りでにむくむく再起立を始める。
びゅるっと、尿道口から溢れ出るエロ雫。
「……ぃっちゃいそぉれす……あなん、せんせ……」
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