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「メグと付き合ってるってことは、お前、タチなんだろうけど」
「やっ、やめ……っ」
「まさか未使用だったとは」
いいケツなのにもったいない。
北見はそう言って口に含んで小さくなっていた氷を押し込んだ。
水村のそれはそれは清らかな尻孔へ。
「ッ、ッ……冷た……!」
全体重かけてベッドに上体を押しつけられ、床に膝を突いた水村は呻吟した。
下着ごとカーゴパンツをずり下ろされ、露となった尻を最初は指姦されていた。
それが指から氷に変わった。
今、二つ目の氷が捩じ込まれ、中で一つ目の分とカチカチぶつかり合っているという信じ難い有り様だった。
「唾液で濡らしたから、膜にくっついて凍傷になることはないと思うけど。なったらごめんな」
「なっ、なんだよそれ……ッ、ん……ん……っ」
「熱冷ましには丁度いいんじゃない」
氷を呑み込んでヒクヒクと怯える尻孔を見下ろし、北見は、小さく笑う。
「なんならここからウィスキー飲んでみる?」
「ぁっ……ぁぁ……っく」
「急性アルコール中毒になるかもだけど」
「ふっ、ざけ、ん、なぁ……!」
尻奥に氷という異物を詰め込まれて、水村は、恥辱を堪えるためシーツを握り締めた。
「ほら、三つ目、お前が濡らして」
「んぐ!?」
いきなり口の中に氷を突っ込まれた。
ひんやりした小さな塊は最初舌にひっついて微かな痛みが生じる。
慌てて唾液を湧き上がらせればほんの少し溶けて丸みが出てくる。
水村の口から取り出した唾液塗れの氷を北見は彼の尻孔に再び捩じ込んだ。
「ひ!」
「しー。声がでかい。で。メグとはどの体位でよくする?」
「あ……?」
「お前、正常位ばっかしてそうな感じ」
図星だ。
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