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「まさか航也から誘ってくれるなんてね」 航也と北見はほぼ服を着たままだった。 「すごく片言だったけど」 「う……っ、うるさっ、うるせーっ」 ベッドに仰向けになった航也は手元にあったクッションを投げ、ひょいっとかわした北見は。 指で慣らした後孔に根元から疼くペニスを押しつけて。 呼吸を止め、狭い入口を押し開き、肉圧に逆らって括れから先をゆっくりと呑ませていった。 「ん……!」 熱い塊に自分の底を拡げられて航也は肢体を引き攣らせた。 髪が乱れて泣き黒子にさり気なくかかる。 手を伸ばした北見は髪を梳くようにして泣き黒子を再び外気に露にした。 「俺とずっとシたかったんだ?」 双眸にじわりと涙を溜め、うっすら笑う北見を睨み返していたら、一気に奥まで挿入された。 「あぁぁ……っっ」 隆々と昂ぶるペニスを熱く締まる後孔奥まで咥え込まされた航也は仰け反る。 「シたかった?」 シャツを捲り上げ、かろうじて覗いた乳首を意地悪に爪弾いて、北見は再度問いかけた。 膨張した先端から付け根にかけてみっちり張りついてくる肉の壁。 腰だけを揺らめかせて狭苦しい内部を行き来する。 容赦ない肉圧を欲深なペニスでとことん味わう。 一度とはいえ眼帯をしなければならないまでに自分を殴り飛ばした恵弥のため、相談先をせっせとリサーチし、航也は甲斐甲斐しく立ち回っていた。 来年、うまくことが運べば年下彼氏も社会人だ。 北見にはその準備運動のように思えて、ほんの少し、憂鬱になった。 ずっと大学生のまま俺に甘えてればいいのに、航也。 「……シたかった、北見さん」 しょうもないエゴだと思いながらも、今、自分の下で悔しげに甘えてくる航也に北見は満足した。 「たいへん素直でよろしい」 「ッ……偉そーに」 「もっとシたい?」 上体を落として航也の傍らに両肘を突き、間近に顔を覗き込んで、突き動く。 快楽に解けて捩れる表情を見つめながら狭まる最奥をリズミカルに連打する。 「あっあっ……シたい、もっと……」 キスをして、満遍なく濡れて火照った口内に舌を這わせていたら、両腕がぎこちなく頭に絡みついてきた。 互いの狭間であっという間に濡れ勃ったペニスをしごいてやれば小刻みに震えた唇。 繋がったまま器用に体位を変えて後ろから。 過敏に痙攣するお気に入りの尻を両手で掴み、より深いところにペニスを擦りつけた。 「んーーー……っっ」 ベッドにうつ伏せた航也は徐々に激しくなるピストンに全身をビクビクさせ、下腹部にまでペニスを反り返らせた。 我慢できずにがむしゃらに自身を弄ぶ。 膨らみきった欲望を弾けさせようと利き手で一心に。 「航也のスケベ……」 「んっんっんっ……北見さ……っ」 「もっとスケベにしてあげよーか……」 北見は強引に尻たぶを押し開き、狂おしくヒクつく肉孔に向け、巧みな腰捌きによる激短ストロークを捧げた。 「あぁ、ッ、ぁっ、だっ、め…………っっ!!」 「長居する気満々だったメグがよく大人しく帰ったな」 「……」 「うん?」 「頬にちゅーはされました、けど」 「……」 「いだだだッ噛むなッほっぺた噛むなぁッ!」 「俺は四六時中ただただ萎えてたけど。航也はそうでもなかったんだ? メグに未練あり?」 ねーよ、そんなモン。 こっちは四六時中、二人に何かあったらって、ずっと不安だったんだぞ。 「……さー、どーかなー」 「……」 「いってぇッ!ケツ噛むなッ!本気でケツ噛むなッ!」 オフで酒作るのは俺だけにして下さい、クソスケベさん。

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