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第15話
部屋に戻るとユキはすぐさま伊織を乱暴にベッドに押し倒す。
「ユキ?どうして?!」
「どうしてもなんもねえよ、我慢できねえだけだ」
伊織の持っているヨーヨーやらを強引に奪い取ってその辺に投げ捨て、浴衣の前をはだけさせる。
荒々しく愛撫を始めると、伊織に変化が。
「い、痛っ」
「まだなんもしてねえだろ」
「違っ、背中」
一度落ち着いて、伊織を座らせた。
浴衣をそっと脱がせると。
「日焼けかよ!心配させやがって」
ユキはゲラゲラ笑っている。
朝の水撒きの時の服装があまりにも無防備すぎて日に焼けまくってしまったのだ。
薄くて真っ白なTシャツを容易に貫き、日光は容赦なく伊織の肩、腕、背中上部あたりを真っ赤に炎症させていた。
擦られるとかなり痛む。
「じゃあ、こうするか」
ひょいと伊織を担ぐと、ユキは自分があぐらをかいている上に向かい合わせに座らせた。
伊織は少し恥ずかしそうだったが、そっとユキの首に両腕を回した。
今までにない体制に2人は燃えた。
ユキには伊織から降ってくるキスが新鮮だったし、伊織も上から見るユキに愛しさが湧いた。
「こうしてるとよーく見えるな、結合部ってヤツが」
ユキがその部分を見下ろしながら言う。
伊織も同じように
「ほんとだ。繋がってる」
嬉しそうに見下ろしていると、本格的に揺さぶられ始めたので、伊織の表情は愉悦のそれに変わった。
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