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第167話 大切な人9

(大野語り) もう一回と言われて、赤くぷっくりと膨らんだ乳首を口に含む。舌で転がして舐めた後、強く吸った。ついでに弱く歯も立ててみる。なごみさんは痛くするのがお好みのようで、気持ち良さそうに俺に腰を擦り寄せてきた。下半身の膨らみも徐々に固く大きくなっていく。 本当にこういう時は果てしなくエロい。 「……っぁ……んん、はぁっ、痛いの、好き……はやとくん……もっとぉ…」 「痛いの、もっと欲しい?もうこれ以上やったら血が出ちゃうから、ダメですよ。取れたらどうするんですか」 「………いじわる………」 「そんな顔してもやりません。熱が下がったら乳首でイケるか試してあげます。だから今日はこれでお終い」 「うぅ………」 空いた乳首を手で引っ張って終わりにする。 本当に傷になりそうだったので、程々にして口を離した。綺麗な身体に傷は付けたくない。 下半身の昂りを目指し、お臍にキスを落としてから、パンツに手をかける。実はなごみさんにフェラをするのは数える程しかなかった。させてくれないのが正しい表現で、あんなに乳首で乱れておきながらフェラは恥ずかしいらしい。 完勃ちしたそれをゆっくり取り出すと、タラリと先走りが糸を引くように垂れた。 思わず舌で絡め取り、裏筋にそってカリを目指しなぞる。更に滲んできた苦い液体を吸う。愛しい蜜は後から後から溢れてくる。 可愛いな。いつもあまり触らせてくれないから、余計に愛しく感じるなごみさんの息子さん。暗いからよく見えないが、形は覚えておこう。 「舐めるの?ってか舐めたよね。だめっ。隼人くん、嫌だ。ぁんっ、だめ……やだっ」 本気で嫌がる訳がないと高を括り、深く咥えると病人じゃないみたいに怒り出した。 「今日はジッとしていてくださいって言ったでしょう。洋一さん?怒りますよ。ほら」 名前を呼び大人しくなった隙に、口淫を続ける。顔を上下に動かしながら会陰に手を這わし、蕾に指を入れようとした時、異変に気付いた。中にもローションを仕込んである。 たぶんすぐに繋がるためだ。 俺ってこんなに挿れたがりか? まあいいか。深くは考えないでおこう。 指を挿れ、なごみさんのイイトコロを目指す。後孔は既にトロトロで、柔らかい。 熱のせいか、信じられないくらい熱い。 指はすぐに飲み込まれ、入口の動きに合わせて中が絡みついてきた。 「ぁ……前も、後ろも、いい……そこ……ゃあだ、ぁぁ……んん……」 声を我慢せずに出してくれるようになったのはつい最近だ。もっと喘ぎ声が聞きたくなり、指も口も奥へと誘う。 甘い声が部屋に響いた。

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