223 / 270
第224話 大切をきずくもの7
(大野語り)
なごみさんのモノを口で愛撫しながら、1つの考えが浮かんだ。浮かんだというよりは、ずっとやりたくて試みようと思っていたが、断られることが明白だった為、避けていたのだ。今日ならいけるかもしれない。
息が荒くなっているなごみさんのモノを一旦口から抜き、手で扱きながら玉を舐める。射精が近いらしく、重く固くなっていた。俺の唾液と先走りが潤滑になって、にちにちとやらしい音を立ててる間に、舐めていた玉をすべて口に含み舌で転がした。中身は弾力のある玉だ。
指は後孔にさっきから入っている。掻き混ぜる用に動かすとナカがうねった。人差し指と中指で拡げると、すぐに慣れてくる。
「ひゃぁっ……はやとく……ん、ぁぁ、ぁッ……ぁん……」
ピクピクと腰が動いて、高みへ行こうとしていた。玉をしゃぶった後に、本当にやりたかったことを実行することにした。
座っているなごみさんを横に倒し、足をさらに広げさせて、下の方に顔を埋めた。柔らかくなりつつある後孔に舌を挿れると、身体が震えている。やべえ。反応が半端なく良い。
「ちょっ、そこは、だめ。きたない……から……はぁはぁ、ぁぁ…………もう、やだぁ……」
「汚くありませんって。少しだけ……我慢してもらえませんか」
「がまん、むりだって……だめ、だめ……もう……」
驚いたなごみさんが体を捻って逃げようとしたが、そうはさせない。腕を引っ張り、腰を引き寄せる。それを何回か繰り返していたら、後ろ向きでお尻を突き出す姿勢になった。諦めたようで、抵抗もしなくなった。
これで丸見え……いや、舐めやすくなった。柔らかいお尻の奥に、赤い入り口が見える。尻たぶを揉みながら拡げてみたら、あまりにもやらしくて、俺は生唾を飲み込んだ。
なごみさんの後孔は汚い訳がない。さっきお風呂で準備してきたことも知っている。反対に、シャワー無しで繋がろうとすると本気で嫌がられるから綺麗なことも分かっていた。
「はぅ……ぁ、やん、ふ……ぁ……ぁ……」
ぷるぷると震えながら悶える姿は圧巻だった。周りを丁寧に舐めて、中へ舌を挿れると、入り口が締め付けてきた。息をするように俺の舌を挟んでくる。
柔らかい入口が、ぬるぬるしたものを欲しそうに導いてきた。たまらなくなって、舌を硬くして出し入れする。
これで前立腺まで刺激できたらいいのに、ちょっと無理だ。自分の舌の短さを呪った。
満足いくまで舐めさせてもらう。夢中で味なんか覚えてないけど、エロい匂いに酔ってしまいそうだった。
「んん……ぁぁん、イっちゃう。口離してよっ……ばかはやと……」
『ばかはやと』と言われたら、興奮しない訳がない。俺はなごみさんに対しては、馬鹿であり続けたい。前を自ら触っている様子が無かったので、辛いのかもしれないと内股に手を伸ばした。
シーツと密着していた先が、先走りでどろどろになっていて驚いた。っていうか、これ、先走りだけじゃない量な気がする。慌てて舌を抜くと、きゅぽんっといやらしい水音が響いた。
「ぁぁぁぁぁっ……あ、ぁ、ぁ…………ん……」
抜いた反動で、なごみさんが射精した。背中がくたんと下がる。でも、丸見えの穴は俺を誘うように、はくはくと動いていた。
「洋一さん、さっき勝手にイきましたよね。俺がやらしい穴を舐めている間、そんなに気持ち良かったですか」
お尻を軽く叩くと、敏感に身体が反応して震えた。
「はやとくんが、気付いてないだけだよ。僕の、な……舐めるのに夢中で、聞いてなかっただけでしょう。へんたい……もう早く挿れなよ。反り勃ってるソレどうにかしないとね」
なごみさんが色っぽい顔で笑った。俺の息子はすでに臨戦態勢で痛いくらいに天を向いている。そして、足を開いて俺を誘った。
「前から来て。抱きしめながら、隼人君を感じたい」
「はい……おじゃまします」
ゆっくり挿入する必要もなく、唾液でとろとろに蕩けた後孔は最高に気持ちが良かった。
ともだちにシェアしよう!