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第2話
そう言うなり、おもむろに
俺のモノに顔を近づけた八神。
ふぅ…っと息を吹きかけられて
声が出そうになる。
その瞬間温かいものが俺のを包み込んで
ぬるりと、俺のモノに舌を這わせる。
「なにしてっ…」
やばい、と思った。
しっかりとした腕が
俺とは違う八神の大きな手が長い指が
俺の両手を容易く掴まえて
抵抗させなくする。
「ふ、あ、」
逃げる間もなく、気持ちよくされて
理性すらも砕け散った。
ただひたすら快感を追い求め
俺のモノが、身体が
期待にビクビクと震える。
イきたいっ──────
「んっぁぁぁ!」
白い液体が
俺のモノを離さなかった八神の顔を汚す。
「ご、ごめん!八神!」
慌てて、そこらへんのティッシュの箱を掴むと
「いいよ、別に。お前のなら。」
そう言って腕に伝った精液を
手のひらで受け取って舐める。
八神の喉仏がゴクリと音をたてて動いて、
それをどうしようもなく目で追ってしまって
ハッて我にかえった。
「やめろ。」
ティッシュの箱を八神の顔に向かって投げつけると
簡単に受け取った八神は
ハハッって笑う。
「顔、真っ赤。」
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