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第3話

「も、もとはお前が…」 「俺が?なに?」 思わず口ごもった俺に対して ニヤニヤ俺を挑発するように笑う八神。 「俺がどうしたって?」 「だから、あんなコト、するから…」 「あんなコトってどんなコト?」 「さっきまでしてたことだよ!」 分かってるくせに聞いてくる 意地悪な八神に逆ギレすると 「あー、俺に舐められて、 あんあん声上げてイっちゃったコト?」 そう言ってペロリと唇を舐める。 「ちがっ…」 「違うの?」 「…。」 違わないけど、あんあんは言ってないし。 ちょっと、声は上げたかもだけど あんあんは言ってない…。 そう言い返したかったけど 倍返しでもっと恥ずかしいこと 言われそうだったから黙った。 「と、とりあえず拭けって。」 そう言ってティッシュを渡すと 大人しく顔を拭いた八神は 拭いたあとのティッシュを見つめて言う。 「あーあ、ユキの精液もったいない。」 「何言ってんだよ、ばか。」 思わず八神が持ってたティッシュを丸めて ごみ箱に投げる。 「あーあ、、」 名残惜しそうにごみ箱を見つめた八神の 頭を殴ろうとすると、 ガラッ! と音がしてドアが開いた。

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