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第7話

「机に乗りな」 「机に…?」 サージュは戸惑ったように机に目を向けた。そこは今まで仕事をしていた資料が散乱している。 「で…出来ませんっ!本が…」 「あーはいはい」 フォスは手近なものを端の本に重ねて置いたが、元から乱雑に置かれていた本や資料は今にも崩れそうだ。 なんとかしてスペースを作り、サージュの体を机の上に置いた。 沢山の資料に囲まれてサージュは居心地が悪そうに周りを見渡している。 「フォス…あの」 「んー?あんまり動くなよ。貴重な本が汚れるぞ」 そう言いながらサージュのズボンの結び目を器用に解き、緩め、下着と一緒に脱がした。 「なっ…にを」 サージュは慌ててフォスの手を止めようとフォスの方へ手を伸ばしたが、バランスを崩し近くの本や書類が派手な音を立てて下に落ちた。 「あーだから大人しくしとけって。あ…そこのやつ、大魔法使いのマーグス・マギアの初版本」 「はぁ!?」 サージュの体はビクリと強ばらせて本から距離を置こうと身を動かした。 「あ…、そこのはレディブルハの直筆…」 「!?」 動かした先も貴重なもので、サージュは身を硬直させてじっと止まることしかできなくなった。 「あはは。いい子いい子」 「からかいました?」 「それは、魔法使い協会への提出書類…全部知りたい?」 「…っ!?そういう事じゃなくて!こんな所で…」 フォスはサージュの小言が始まる前に…とすっかり大きくなっているサージュの股間の間のものを口に含んだ。 「っ!!!フォス!」 「立派なもん持ってんなぁ。宝の持ち腐れ」 使えばいいのに…と笑いながらフォスの口は止まらない。筋裏から、先に向けて時間をかけて舐め上げたかと思えば、亀頭を咥えて激しく吸ったり…。 サージュの抗議の声はいつの間にか言葉にならない嬌声に変わっていた。 「あっ…は…ぁ」 薬ビンに残っていた液をたらりと直接垂らせば、そのヒヤッとした感覚にサージュは身をビクリと震わせる。しかし、それも体温に馴染み、先から根元へ流れる感覚すら気持ちいいものと変化していく。 ビクビクと身を震わせ、快感に押し負けないように必死に唇を噛んで耐えるサージュの姿が、妙に愛おしく感じて『男色の趣味はないんだけどな?』と思いながらも、フォスも興奮を覚えていた。しかし、自らの事で必死なサージュにそんな事に気づく余裕はない。 「あっちぃ…これ薬のせいか?口もビリビリしてきた」 薬の血流を良くする効果のせいなのか熱くなってきてフォスも上着を脱いで、お互い裸になった。舌もビリビリと麻痺してきたのはおそらくべクロという薬の弱い麻酔効果だろう。 「おそらく。僕も…体が熱いです」 それは薬のせいじゃなくて感じているからでは?とは思ったものの、真面目なサージュには薬のせいとしておいた方が心の整理もつくかと敢えて言わなかった。 薬液はサージュの竿から陰嚢を伝い、後ろの穴までトロトロと流れている。その液を掬い取るようにフォスはサージュのものを慈しみ舐めた。 わざとぐちゅぐちゅと音を立てて、手も使って薬液を刷り込む。 「うっ…はぁ…ああっ…」 サージュの嬌声が一際大きくなった所でバサバサバサッと机の上の書類がまた床に落ちてしまった。 普段ならばサージュの嫌になるほどの小言が始まるであろうが、今その書類を落としたのはサージュ自身なのでその小言も飛んでこない。意識を半分手放したようなサージュはそんな事にまで気が回らないようだ。 「フォス…フォス…僕…もう……」 「思う存分どうぞ?」 「っ!?」 より一層激しくなったフォスの動きにサージュは必死に抵抗しようと握り拳を強く握って我慢しているようだ。 「もういっちゃえば?」 「…はな…して…っ」 はぁはぁと息絶え絶えに抗議する弟子の声をフォスは無視してサージュの陰嚢に薬液を刷り込むように揉み、竿を力強く吸った。 「…あああぁ!!」 なんとか保っていた一線はついに決壊してしまい、サージュはフォスの口腔に己の性欲の塊を放出した。 勢い良く注がれたそれをフォスは口で全て受け止め、サージュの目の前で、わざとゴクリと喉をならして体内へ流し込んだ。 サージュはその様子を呆然と見つめている。 フォスはこんな味なのかと初めて味わう精液の味を味わい、あんまり美味くねぇなと冷静に考えていた。小さい頃から色んな薬物を徐々に体内に入れていく訓練をしていたので、味を感じる部分は鈍感なのだ。 「てか、俺が飲んでどうすんだよ」 「…の…のん…で?」 ポカンと口を開けているサージュにフォスは舌を絡めるように口付けた。お前も味わえと言わんばかりに。 するとサージュの顔はみるみる苦々しい顔になり、顔を離し、ゴホゴホとむせた。 「お前なぁ…どうやって俺の飲むつもりだったんだよマジで」 「…もっと…無味無臭かと…」 「んなわけあるかよ。自分の飲んでから挑戦しろよ!」 無味はまだしも臭いは自慰でも分かるだろう!と思うが、性的な事に全く興味が無さそうなこの純朴青年は事後はさっさと片付けていたのかもしれない。 呆れながらもフォスの指はサージュの後ろの穴に指を伸ばす。そこを触れられてサージュはビクリとみを強ばらせた。 「ここ…使ったことは?」

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