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ミエルンデス7話

バスン、バスン、とベッドへと足をバタつかせて抵抗。だって、手は解けないし体重かけられてるから。 「先生、ベッド壊れちゃう」 耳元で言われ、ああ、そうかと足をバタつかせるのを止めてしまう俺。 バカか? 俺を見下ろす徳川もそう思ったのかクスクス笑う。 くそう!笑うな! 「先生、素直だね」 「だ、だって、壊したらベッドに寝れないし弁償とかさ」 「ふふ、自分の貞操の危機にベッドの心配?」 「あっ、」 そうだ!俺ってば貞操の危機だ!初めての相手が徳川になってしまう。 キスは徳川だけども、エッチはだめ! 高校生にとか……社会人として、うん、どうかと思う! 「さっき、物足りなさそうな顔してたもんね。先生、気持ち良くしてあげるね」 徳川は俺の両手を頭の上で押さえつけてきた。 「や、だめ、やだ!」 必死に抵抗するけど、徳川は俺の顎を押さえてきて、唇を重ねてきた。 やば! 「んーんんっ!」 顔を背けようにも押さえつけられてる。 何で子供の力に負けてるの俺? 重ねられた唇が濡れてきて、舌がまたヌルリと口内に…… 「や……あっ」 嫌だと口を開けてしまったから舌が思いっきり絡んできた。 ヌルリ、ヌルリと…舌が絡んでくる。 やば………抵抗しなきゃ、抵抗…………、徳川…………キス………うまい。 きもちいい………舌……すげえ、きもちいいよ。 「んっ、んっ、……あっ、」 誰の声だよ?いやらしいなあ。 すげえ、感じてる声っぽい。 くちゅ、ってまた大きな音がして唇が離れた。 ええっ、気持ち良かったのに……… 「先生、すごいエロい声。」 はい? 徳川はいまなんと? そして、徳川の唇が首筋に……ぺろん、ぺろんと舐めてくる。 「やあっんん」 ………!!! ひゃあ!今の声って俺? じゃあ、さっきの声も? うそ!俺って無理やりなのに感じてんの? マジ!俺って童貞だよな? こんなエロい声とか…… 「先生、可愛い」 徳川は俺の頬を撫でた後に股間に手を置いた。 「ぎゃー!それはやめろ!徳川!だめだ!」 ベッド壊れるかな?でも、だめ!股間とか! 足をバタつかせる俺。 徳川の手に力が入った。 俺が暴れだしたから。 ぎゅうううって、手首掴まれてる。 痛い痛い痛いー! でも、股間の手もね、何気に動いてるよ! グッグッって押したり、鷲掴みにしてモミモミしたり、 「だ、だめ!徳川だめ!」 「何が?先生、キスの時、自分からも絡めてきたのに?」 ふえっ?嘘やん!絡めてない!断じて絡めて………………ううっ、絡めたかも。 正直言うなら絡めたかも知れない。だって、気持ちよくなって……ディープチュウとか初めてだから好奇心でついっ。って、俺のアホ! 「それに可愛く鳴いてくれてたし?でしょ?琳?」 俺を見下ろす徳川。 しかも呼び捨てだ。 「う、うるさい!呼び捨てするな」 「俺の事も呼び捨てでいいよ?先生」 えっ?そこ?食いつくとこそこ? 「とにかく、離せ!」 「だーめ」 徳川はニコッと笑う。余裕の微笑みか?俺はこんなにもテンパっているのに。 そんな時に徳川の手がまたモミモミしてきた。 「だから、やめっ」 文句を言おうとしたら唇を唇で塞がれた。 だめだめだめ!また、舌とか絡めてくるんだろ? 絶対にだめえええ! それなのに舌が無理やりに挿れられる。また、別の生き物みたいに俺の舌を弄ぶ。それに、股間の手がさっきより強い気が……………………モミモミ、グッグッ、モミモミ、グッグッ……を繰り返してくる。 俺のジュニアは正直者だし刺激にどうやら弱いみたいでギンギンに熱くなってきたんだよ。 触っている徳川はとっくに気付いていて、ジュニアの形をなぞるように撫でていく。 刺激しちゃらめええええ! そう、叫べたらなあ。 実際は唇で塞がれて叫べないもん。

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