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第2話 僕の秘密(伶視線)
秋則叔父さんが自室に籠もったのを確認して、僕はパソコンを立ち上げた。
目の前に映し出されるのは、真剣な眼差しの叔父さん。眼鏡の奥の瞳がやっぱり少し疲れて見える。
僕の叔父さんはとても美人で、優しい人。
柔らかい栗毛は少し長くて、俯けばサラサラと顔にかかる。目尻の少し下がった瞳には憂いと色気があって、眼鏡を掛けると少しストイックにも見える。
色白だから感情がすぐに分かるんだ。恥ずかしそうに赤くなったり、寝不足で隈ができていたり。
そして、もうすぐ40だっていうのに色気が半端ない。
小さな頃から大好きな叔父さん。僕を甘やかしてくれて、何の疑いも持たないで。
きっと叔父さんは知らないんだろう。僕がどうして両親について海外にいかなかったか。真っ先にここに下宿したいと申し出たのか。
全部は大好きな叔父さんといるため。堂々と一つ屋根の下に住むため。
そして、叔父さんの全てを手に入れる為。
『はぁ……あっ……はぁぁ……』
パソコンの前、丁度いい角度の隠しカメラが自慰を始める叔父さんを映し出す。
この顔を見ると、たまらない。優しい瞳が欲情に濡れて、微笑みを浮かべる口元はだらしなく喘ぎながら涎をたらし、白い肌は色気を纏って染まっていく。
思わず、僕の下半身も熱くなってしまう。ヘッドホンからの音声が、荒い息づかいを伝えてくる。
『ひうぅ! はっ、ごめ……なさ……あぁ! もっとしてぇぇ』
「いいよ、もっとしてあげる。叔父さん」
『あぁ、伶……くん……っ、伶くん、もっと犯してぇ』
「ホント、どうしようもない変態。可愛いよ、叔父さん」
手の動きが加速していく。顔が完全にあへってきている。
欲望が疼いてしかたがない。なにせ僕の名前を呼びながら自慰をしているんだ。だらしなく涎たらして、うっとりするような美貌を歪めて。
こんなの、耐えられるわけがない。早くこの顔を直に見たい。妄想じゃない僕の指で、僕の唇で、僕の肉棒で叔父さんをグチャグチャに犯し尽くしてやりたい。
『あっ、先……ぽ、ほじほじして……あぁぁぁぁ!!』
仰け反るようにガクガク震えながら白濁を吐き出す叔父さんのイキ顔は、壮絶な色気がある。ビクン、ビクンと痙攣しながら最後の一滴まで出し尽くすように手だけが緩く動いている。
「幸せそうな顔してるね、叔父さん。あーぁ、ドロドロ。寝不足は駄目だよ」
粘度のあるドロドロザーメンを指に絡めた叔父さんは、恍惚とした表情のままそれらを舐め取っていく。ご褒美をもらうような喜色の表情で、赤い舌をちらつかせて指の又まで舐め尽くしていく。
「……っ」
駄目だ、熱くなる。腰が疼く。
画面を見ると叔父さんは眼鏡を外してベッドへと移動してしまう。
僕は音を立てずに部屋を出ると、そっと叔父さんの部屋のドアを開けた。
多少の音や声がしても、この状態の叔父さんは気付かないのは実験済み。頭も心もエロ一色に囚われてバカになってる。
「はぁ……あっ……はぃ、るぅ……」
ゴム付き棒状ローターを自分の手で尻に挿入しながら、叔父さんは背をしならせて感じている。長くて白い足を開いて、慎ましいふりをした淫乱尻穴に飲み込ませていくのだ。
「っ」
予めゴムをつけておいた肉棒を出した僕は、叔父さんの痴態を見ながらオナニーを始める。あっという間にカチカチに硬くなったそれは、鞘が欲しいと訴えかけている。
「あぁん、あぁ、だめぇ……伶くん、気持ちいぃ」
自分の指で乳首を弄り倒し、ぷっくりと尖った先端を転がしてヒーヒーいいながら、尻穴をジュブジュブさせている叔父さんの声はもう抑えられない。一人暮らしが長すぎて、この声が聞こえている事に気付いていないんだ。
「いひぃ! ひあぁ! あぁ、らめぇぇ! イクぅ! イクのぉぉ!」
「っ!!」
Tシャツをたくし上げ、それを咥えて声を我慢したまま、僕も激しく痙攣してイッた。
二度目だっていうのに激しく痙攣しながら白濁を腹の上に散らす叔父さんは完全に力が抜けたんだろう。立てていた膝がシーツの上を滑って落ち、時折ビクンと震わせながらあへっている。
凄いのはこれだけしてもまだ、叔父さんの股間は硬そうな事。どれだけ性欲持て余してるんだろう。
僕はそっとその場を離れると、今日の記録を保存する。鍵付きの秘密ファイルはこの一年で数十個になった。
「週二くらいでオナニーだもんね、叔父さん。僕はもう叔父さんの好きな事、全部知ってるんだよ?」
隠し撮りされているとは知らず、叔父さんは何度も痴態を晒している。机の前で自分の乳首を弄りながら喘ぎまくっているのも知っている。
チンコの先っぽ弄られるのが好きみたいで、これは一発でイク。
引き出しの中にはローションにゴム、複数のローターに、乳首用のクリップまであるんだ。
「さて、どうしようかな……」
そろそろ手に入れたい。あの熟れた体を僕で一杯に犯してあげたい。尻穴に突っ込んで、あへあへしている顔を間近で見たい。
「どうしようかな。いい子の僕のままがいいよね。いい子の僕を大人の欲望に染めてしまうなんて、叔父さんなら純情だから思ってくれそう」
熱く滾る体を持て余しながら、僕は唇をペロリと舐めた。
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