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第4話 甥と私の秘密の関係

 その夜、伶くんが部屋に行ったのを確認してから私は自室へと戻り、スマホを眺めて溜息をついた。  日に日に、私の中で伶くんに対する欲望が高まっていく。一緒に暮らし始めてからどうしようもない。  あんなに小さくて、「秋にぃに」と呼んでいた子も今は高校三年生。可愛いけれど、立派な体つきになってきた。  そうしたら、体の奥が熱くなってくる。風呂上がりの無防備な様子に色香を感じてしまう。時々、小悪魔的に見られてドキリとしてしまう。不意に見せる男の顔が、私を追い詰めていく。  でも、駄目だ。あの子は私を信頼している。無邪気に微笑みを浮かべ、変わりなく私を頼るあの瞳を裏切ってはいけない。 「はぁ……」  頭の中で思い浮かべて、また体がムズムズっとする。最近はこの感覚がとても短い気がする。 「んぅっ」  引っ張りだし、自ら扱きあげて熱い息を溢す。頭の中の伶くんはいつも私好みで、蔑んだ目を向けてくる。こんなの、あり得ないのに。 「あぁ、うんっ」  私の欲望は歪んでいる。激しく責められながら犯されたい。全身くまなくされたい。お願い、止めてと口にしながら、快楽に落とされるように攻め抜かれたい。 「ひぅっ、はぁ、あっ、で……っ!」  息を殺し、駆け上がる快楽を一度我慢する。ガクガクと内股が痙攣しながらも、出せなかった事でいきり立ったままだ。ここからの快楽が深い。 「ひぁ! はっ、あぁぁ、伶くん……」 「なに、秋則叔父さん」 「!」  背後からかかった声に、私は手を止めて慌てて振り向いた。  ドアが開いている。そしてそこに、無防備な伶くんが立っている。顔をほんのりと、恥ずかしげに染めて。 「あっ、これは……」  なんて言い訳したらいいんだろう。あろう事か彼の名を呼びながらオナニーなんて、おかしすぎる。  伶くんは静かに入ってきて、ドアを閉めた。恥ずかしそうにチラチラと私を見て……私の前に膝をついた。 「伶くん!」 「僕、知ってたよ。叔父さんが僕の名前を呼びながら、エッチな事してるの」 「……え?」  ドキッと罪悪感に心臓が鳴る。  神妙な表情の伶くんが、今まさに一度目をやり過ごした肉棒を握った。 「あぁ!」 「凄く、硬くなってる。僕を想いながら、エッチしてたんだよね?」 「あっ、それは! はぁぁん!」  すべすべの手が上下に緩く扱きあげてくる。それだけで私は頭の中が真っ白になってしまう。ビクッ、ビクッと痙攣して、口元は緩んでいく。 「叔父さん、凄くエッチな顔するんだね。気持ちいいの?」 「あっ……だめ……っ! ふぁぁ!」 「駄目っていう感じが、しないけれど……」  戸惑うように拙く、でも的確にカリに指を引っかけて扱かれて、欲望に落ちていく。理性が切れそう。  あぁ、でも駄目だ。可愛い甥っこに、こんな浅ましい欲望を向けてしまうなんて。 「夜中に喉が渇いて水を飲みに来るとね、叔父さんのエッチな声、聞こえるんだ」 「はぁん!」 「どうしたんだろうって、覗いて……そしたら叔父さん、自分でお尻の穴を弄ってて」 「え!! あっ、そんっ……ふぁ!」  とんでもないものを見られていた事に驚愕しながら、同時に見られていた興奮が上り詰めてくる。視姦なんて、なんて美味しいんだろう…… 「あっ、軽蔑、し……」 「ううん、しないよ。だって僕も、とてもエッチな気分になったんだから」  恥ずかしそうに股間をモゾモゾさせる伶くんの頬が、上気している。私は驚いて、まじまじと彼を見た。  可愛い。そして、色っぽい…… 「叔父さん、母さんには言わないからこのまま僕と……」 「それは! あはぁん!」 「お願い、叔父さん。僕、叔父さんじゃなきゃ駄目だよ。それとも、叔父さんはイヤ? こんな子供相手じゃ、駄目なの?」  必死に言い募られて、理性が霞む。ビッチな私が従いたくてたまらなくなる。ここを逃せばもう、願いは叶わない。可愛い我が子みたいな甥っ子にエロく追い詰められて、尻処女捧げる欲望なんて…… 「僕ね、叔父さんの一人エッチ見てから変なんだ。自分でしても、叔父さんの顔や声がちらつくの。もう、叔父さん以外の声じゃ僕、エッチな気分にならないんだ」  そう、なの? 「叔父さん、責任とってよ。僕、苦しくてたまらない。叔父さんが欲しい」 「いぁ! あっ、はぁぁ! 駄目伶くん、そこ弄ったら私わぁぁ!」  伶くんの指先が私の恥穴をカリカリとほじくる。突如駆け上がった焼けるような快楽に背をしならせて、私は白濁を吹き上げた。 「わぁ!」 「あっ、あぁ……」  ヒクヒクと下肢を痙攣させてあへりながらも、私はとんでもない事をしたんだと絶望する。伶くんの顔に思いきりかけてしまた。  ……なんて、エロいんだろう  驚いたように見開かれる大きな瞳。それを見ていたら、私の罪悪感は切れた。 「叔父さん酷いよ、こんな……」 「……今、綺麗にするから……」  よろよろと椅子から降りた私は丁寧に、吐き出した自分の白濁を舐めとった。  美味しい……伶くんの肌と混ざって、とても美味しい。 「んぅ、くすぐったい……」 「伶、くん……んぅ、ちゅっ、はぁ……んぅ」 「叔父さん、犬みたいだよ」 「わ……私を、犬にしてください」  想像していたんだ、この子の犬になって、快楽まみれになったらどんなに気持ちいいんだろうと。想像じゃない肉棒に中をかき混ぜられ、酷い言葉を浴びせられながら繋がる夜は爛れていたって理想だ。 「叔父さんが、犬になるの?」 「私……私は君とずっと、エッチな妄想をして、気持ち良くなって……ごめんなさい、伶くん。こんなの、君の叔父じゃ……」 「ううん、叔父さんは僕の大好きな叔父さんだよ。それに……僕もとても興奮してる。叔父さん、教えて? エッチな事って、どうしたらいいの?」  ゾクッと駆け上がるのは快楽ばかりじゃない。「教えて」という言葉に激しく反応している。  そうか、教えるのか。物覚えのいいこの子はきっと、私の理想の攻めになってくれる。  私は伶くんをベッドに誘い、端に座るように促した。  当然私は衣服を全て脱ぎ去り、伶くんのズボンと下着も脱がせてしまう。そして、硬く張り詰めた男根を口腔に含んだ。 「あっ、叔父さん」 「あふ……んっ、んんっ」  熱気にもわっと男の匂いがする。口の中いっぱいに若く逞しい昂ぶりがある。音を立てて舐め扱きながら、初めてのフェラに欲望が疼く。 「叔父さん、気持ち良くておかしくなりそう」  私もおかしくなりそう。匂いに、味にクラクラする。あぁ、尻の奥が疼いてしまう。犯されたいと願ってしまう。若く逞しい肉棒に淫乱尻穴を掘られるのは、どんなに気持ちいいんだろう。 「んぅ! あっ、おっきぃ……」  恍惚となりながら咥える私の口の中で、伶くんはあっという間に張りつめていく。筋が浮いて、カリが張って、逞しく成長していく。これはきっと、よく引っかかる。恥ずかしい穴を沢山突き上げてくれる。こんなに逞しくなるものなんだ。  伶くんの手が自然と、私の後頭部に触れる。髪を撫でながら促すように頭を寄せられて、私は興奮を深くしていく。  なんて才能だ、自然とこんな動きができるなんて。喉奥を突く切っ先に咽せそうになりながら、ご褒美と言わんばかりにジュルジュル啜り、口マン状態で体ごとヌポヌポしゃぶる。一緒に玉をやわやわと揉めば、伶くんの可愛い唇から熱い息が漏れた。 「叔父さん、僕気持ちいいよ。出そう」 「んぅ、はっ、いぃ、ですよ」 「駄目だよ、口離して……」 「飲ませてください、伶くん。私の口に、直接」  一度離してしまった昂ぶりを再び口腔に収めた私は喉奥まで伶くんを導き、頬の形を変えて吸った。 「はぁん! 叔父さんだめぇ、でちゃうよぉ」  切迫した可愛い声を上げながら、似つかわしくない筋の浮いた肉棒を更に奥へと押し込んでくる。絶頂の衝動で腰を振りながら後頭部を抱き寄せられ、ガチガチに硬くなった先端が喉の奥を突っつく。そしてそのまま直接、生暖かい精液を私の胃へと流し込んだ。 「んぅ! ぐっ、うぇ……がぁ……」  ビクッと拒絶的に震えながらも、流し込まれるそれをきっちり収めていく。男臭い匂いが鼻孔へと抜けて、苦しいのに気持ち良くてたまらない。  この子は私を最高のビッチにしてくれる。腰を入れながら逃げないように頭を抑えるなんて、最高に屈辱で美味しい。若い精液で満たされるほど、犯し倒してくれるにちがいない。 「叔父さん、流石にちょっと……変態さんだよ」  濡れそぼった瞳が蔑むように私を見下ろす。そう、彼に流し込まれた瞬間、私はイッていた。それでもまだ硬いんだ。 「伶くんも、まだ硬い……」 「うん、まだムズムズする。叔父さん、これでお終い?」  それは、挑発とも取れる言葉。でも私を喜ばせるには十分な言葉だ。 「叔父さん、今更遠慮とか、隠し事はなしにしよう。どうしたいの? すっごくエッチな顔してるよ?」  顎をすくい取られ、擽られて、熱い息を漏らす。唆すような甘い言葉に私は頷いてベッドへと仰向けに寝転び、足を開いて自らの指で後孔を広げた。 「あ……」 「こ、ここに伶くんが、欲しい……伶くんに、苛められたい……」 「苛めるの? どんな風に?」 「沢山、欲しいんです。気持ち良くしてほしくて、たまらないんです。お尻の奥が熱くて、疼いて気が変になりそう。君のおちんぽにヌポヌポされたいんです」  スラスラ希望が出てきて、羞恥しながらもそれを愉しんでいる。見られているという視線だけでヒクヒク後孔が蠢いて、欲しい欲しいと口を開けている。 「叔父さん、変態」 「はい、私は変態です。ずっと貴方に犯される妄想で、お尻でイッてました」 「そんなに、僕が欲しかったの?」  目が据わってきた。冷たさを感じる瞳で見られながら、ピクピクしている後孔に躊躇いなく指が一本挿入される。  突然の衝撃に嬌声を上げながら仰け反って、与えられる予想しない攻めに口元が緩む。 「叔父さんの中、とても温かいね。それに、なんだかまとわりついてくる」 「あはぁ、気持ちいぃ」 「どうされたら気持ちいいの?」 「出し入れ、してぇ。奥まで指、入れて引っ掻いっ! あはぁ!」  指が激しく出入して、奥までねじ込まれる。その指先が前立腺をグリグリ押すから、その度に軽くイッてしまう。 「乳首も、美味しそうな色してる」 「え? ひぅぅ!」 「すごい、もうコリコリになって……美味しそうだよ」 「やはぁ、らめぇぇ。乳首チューチューしながらお尻しないでぇ」 「気持ちいいんでしょ? だって、お尻の中キュウキュウしてるよ」  口が、舌が、私の乳首を咥えて吸い付いたり舐めたりしている。これだけでいつもは感じない強い刺激が脳みそを揺さぶる。ガクガクしながら、お尻の穴は広げられて二本目が挿入された。普段からお尻で気持ち良くなっているから、大した抵抗がない。 「伶くん、もっとしてぇ。もっと奥をゴリゴリしてほしいぃ」 「お尻がそんなにいいの?」 「いぃ! いぃの! もっと強くしてほしい!」 「もぉ、困った叔父さんだなぁ」  言いながら、知っているようにサイドボードの引き出しの中にあるローションを指に纏わせ、躊躇い無く三本目の指を突っ込んでくれる。  痛い、気持ちいい、だめ、イッちゃう! 「あっ、くる、お尻でイッ……ちゃうぅぅ! あぁぁぁぁ!」  腰をくねらせ振りたくりながら奥底から沸いてくる快楽に脳が焼き切れていく。あへあへと喘ぎながらキュウキュウに伶くんの指を食い締め、私は何度も尻イキを決めてしまう。 「叔父さん、もらうね」  ニッコリ笑った伶くんの男根が当てられ、メリメリいいながら入り込んでくる。そして一気に奥までねじ込まれた。 「あはぁぁ! イク!」 「ずっとイキっぱなしじゃない、叔父さん。凄いよ、トコロテンでお腹もチンコもベタベタ」 「あぁ、チンコぉ、きもちいいのぉ」 「もぉ、変態ビッチなんだから。そんなにお尻突かれるの好き?」 「ずきぃ! もっとしてぇ!」  容赦の無いカリ高筋浮きカチカチの男根に貫かれる度に、私の前は悦びながら白濁を溢している。イキ狂いながらヘコヘコ腰を振る私の乳首をキュッと、伶くんが捻りあげる。二カ所の刺激は強烈で、より深い目眩に意識が消えそうになる。でもまた奥を殴られると戻って来て喘いでいる。 「すっごい、吸い付いてる。叔父さん、大好き。僕もう、叔父さん以外は考えられない」 「あぁ、わだし、もぉぉ」 「綺麗な顔がだらしなくて台無しだね」 「いぃ! もっと……もっとわだじぉいじめでぇ!」 「淫乱、変態、尻で男咥え込んであへりながら絶頂極めまくってるなんて、他の人が知ったらドン引きだよ」 「はいぃ、わだしわぁ、へんだぃビッチですぅ!」 「どうして欲しいの、叔父さん?」 「なかにっ、ながにだじでぇ!」 「いいよ、沢山出してあげる。これがエロ小説なら、叔父さん僕の子種で孕ませられるのに」  「残念」と悪戯っぽく言いながら、伶くんが苦しいくらいに膝を抱え上げて最奥を殴るみたいに突き上げていく。真っ白になって意味のある言葉を口にしないまま、空イキしている私の思考は焼き切れた。 「ひぐぅぅぅぅぅ!」 「っ! ほら、沢山飲みなよ!」  ガツンと抉られ激しい痙攣を起こしながら、私の視界はブラックアウトした。  けれど、その直前にちゃんと感じていた。ドクドクと脈打ちながら弾け、私の中に沢山の子種を吐き出してくれる、伶くんの肉棒を。

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