10 / 12

※第10話

「ーーッ、て、てめ、え、待て、そろそろッ、そうまが、帰ってくる、ッて」 カーテンから入ってくる陽の光が、イケナイことをしている気分を煽ってくひ。 背後から抱きついてくる男と家族になってから約7年。俺は榮と結婚して育児休暇5年貰い、いまは想麻を育てながらだが、仕事を再開している。 そして今、仕事で行っていた海外から戻ってきた榮に盛られている。 「三ヶ月も会えなくて、麻次も体も限界だよね」 相変わらず人の話を聞く気がないのか、スエットの下をずるりと引き降ろしてくる。 かぷりと耳を口に銜えて舌先をにゅるっと押し込まれると、俺は抵抗する術を失う。 さっさと想麻が学校から帰る前に満足させるしかない。 「分かったからッ、早くぶちこめ」 「オネダリが下手だなあ」 榮はやわやわと玉袋を揉むように刺激を繰り返し、じゅっじゅっと耳をしゃぶって聴覚を奪う。 はやく、しねえと.....っ。 焦りばかりが鼓動を激しくしている。フローリングにパタパタと先走りが落ちていく。 「んッーーッふ、さか、えッ、さっさと.....ッく、ああ、あ」 もう三十分もしたら、想麻が帰ってきてしまう。 「せっかちだね、麻次は。そんなに早く欲しいの」 嬉しそうな声が聞こえて。先走りに濡れた指がぬくぬくと後孔へと潜り込んでくる。 ガクガクと膝が震えて、立ってられなくなり床に膝をつくと、榮にのしかかられる。 「でも、ちゃんと解さないと怪我するからね」 ぐぽぐぽと指が抜き差しされる感覚と、弱い箇所を執拗に刺激されて堪らず腰をあげると、ググッと硬い肉竿が内部を満たすように埋め込まれた。 「ッはあ、あ、あッ、ッーーふッう、さか、えッ、ああ、ああ」 熱が高まる身体をもてあまして咆哮をあげたその時、カチャリと開く扉から、榮に似た綺麗な小さな顔が見えた。

ともだちにシェアしよう!