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第27話 R18

「汚くて悪いな」 「え?」 「傷だらけで······勃つか?」 神崎君が変なところまで心配しているのが面白い。 「心配しないでいいよ。」 「······なんか、俺が無理矢理誘ったから、お前こそ嫌ならやめてもいいぞ」 「嫌じゃない。もう余計なこと考えなくていいよ」 傷跡を指先で撫でると擽ったいのか身を捩った。 「本当に、いいんだね?」 「くどい」 そう言って上半身を起こし、唇に噛み付かれる。 「さっさとしろ、ヘタレ」 「······言うね」 口角を上げて笑う神崎君。 神崎君が不安定な今、こうして流されるように触れることは、いいことなのだろうか。答えがわからないから、手が止まらず自分の欲のまま動いてしまう。 「っ、は······おい、擽ったいっ」 「ここはこれから気持ちよくなれるようにしていこうね」 乳首に触れてみたけど、擽ったいだけみたいだ。 それにしても、綺麗な白い肌。乳首も薄いピンクのような色をしていて、なんて厭らしい体だ。 「下、触るね」 「ん······」 下着の中に手を差し込み、ペニスに触れる。途端ビクッと震えて不安げに俺を見るから、「大丈夫だよ」と伝えて、それを緩く扱いた。 「っ、ぅ······」 「こうやって人に触られるのは初めて?」 「ぁ、いや、昔、女に······」 「そりゃあそうか。彼女いたんだ?」 「······ただのセフレ」 尿道口を親指でグリッと少し強めに刺激すると、小さく声を漏らし体に力を入れて、それから少し荒い呼吸をする。 「気持ちいい?」 「んっ」 素直にこくっと頷いた神崎君。 腹筋や体の至る所にキスを落とす。 「さ、えじま······出る······っ」 「いいよ、出して」 神崎君が息を詰めて、小さく震えた。手には吐き出された白濁があって、それを神崎君に素早く渡されたティッシュで拭う。 「わ、悪い」 「何が?いいんだよ。好きなだけ気持ちよくなって」 「······お前も脱げ」 「うん」 2人とも裸になって、神崎君が顔を少し赤くするのを見て俺もつられて恥ずかしくなった。

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