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第30話 R18
快感を拾ってくれてるのは嬉しい。けれど初めから後ろで達せるとは思ってない。
勃起してビクビクと震えてる彩葉のペニスに手を伸ばす。
「っ、ぁ、んぐ、ぅ······あ、ぁ!」
「イッていいからね」
「ぁ······っぅ、で、るっ」
ビクビクと震える体。後孔がきゅっと締め付けられて、息を詰めた。
「っは、ぁ······!」
彩葉のお腹の上に白濁が散る。
「大丈夫?辛い?」
「大、丈夫······」
無理をさせてはいけないと、ゆっくりペニスを抜く。ゴムを取って隣に寝転ぶと、彩葉が俺を見て眉を寄せた。
「お前、出せてないだろ」
「いいよ。今日は君に気持ちよくなってほしいから」
「······セックスって、お互いが良くならねえと、駄目だろ」
「えっ、ぁ、ちょ······っ」
彩葉の綺麗な手が俺のペニスに触れて、ぎこちない手つきで扱きだす。我慢していたから、すぐに出そうだ。
「駄目だよ、もう出るから······っ」
「いいから出せ」
鈴口をぐりっと強めに刺激されるとすぐに射精してしまった。急いでティッシュを取って彩葉の手を拭う。
「秀」
「何?」
「俺が勘違いしそうだから、言っておく。······俺達は恋人なんかじゃない。ただ利用する奴と、される奴だ。」
「そう。別に、勘違いしてくれてもいいんだけどね。」
「馬鹿言うな」
厳しい表情をした彼に、決意は硬いんだなぁと思わされた。
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