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第80話 R18
息を吐いて体の力を抜いて、秀の肩を借りながら腰を落とす。
「はぁっ、ぁ、あ······っ」
「っ、彩葉」
「あぁ、あ、ま、待って、ちょっとだけ······ぁ、はぁ、苦しい······っ」
「ちょっと、ごめんね」
腰を掴まれて、何をするんだと顔を顰めた時、腰が下に引かれて、そのタイミングで秀が律動した。奥までそれが入って、突然の衝撃に声も出せずに震えることしかできない。
「はっ、はぁっ、ひ······っぁ!」
「ごめんね、ごめん······我慢、できなくて」
「あぁ!うご、くなっ!」
秀が少しでも動くとその振動が伝わってきて辛い。目から涙が溢れて、頬を濡らしていく。
「彩葉、動いてもいい?」
「っ、はっ、ぁ······お、俺が、するからっ」
上に乗るのなんて初めてで、どうしたらいいのかわからないけれど、ゆっくりと腰を前後に揺らした。それだけでも気持ちよくて、後孔がペニスをきつく締め付けているのがわかる。
「ぁ、ん······っ、はぁっ」
「彩葉、可愛いね」
「はぁあっ!や、めろ······っ!」
乳首を抓られて動きを止めた。背中を丸めてそれから逃げようとしても、秀は面白がってその力を強くするだけ。
「あぁ、ひ······っ、動け、ないから······やめ······っ」
秀の腕を掴んで引く。荒い呼吸を整えること無く、秀にキスをした。舌を絡めてくぐもった熱い息を零す。
「んっ、んぐ······っ!」
腰を掴まれ、秀が律動を始める。
相変わらず貪るように秀の顔に手を添えてキスをする俺を、秀は目を細めて笑っていた。
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