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第81話 R18
どれくらい時間が経ったのかはわからない。
風呂場で1回シた後に、ベッドに移動して、後孔にまたそれを受け入れた。
気持ちよくて涙が止まらない。怖いとすら感じるのに、秀は止まってはくれなくて、それどころか「もっと奥まで入らせて」と言う。
「む、りだ······っ、も、それ以上、ないっ」
蕩けきった頭でも、まだ判断出来る部分があって、力の入らない手で秀の体を押し返す。
「入るよ、大丈夫」
「は、は、ひぃ······っあ、だめ、だ······っ」
足を腕で抱えた秀は、優しいキスをしてきた。舌を絡めどちらとも無い唾液を飲み込んで、気を抜いた時だった。
ズンっと大きな衝撃に、息もできずに目を見開いて秀の背中に回していた手に力が入る。体には今まで感じたことの無い暴力的な快感が走って、多分イッたんだと思う。
「彩葉、ゆっくり吸って」
「ぁ、あ······」
「気持ちいいね」
頬を撫でられて、飲み込めない唾液が口端から零れていく。それを舐め取られてキスされると、やっと息が吸えた。
「ひぅ、は、はっ······ぁ、秀······っ」
「ここまで入ったよ」
「あぁっ!」
動かれるとその度に体は歓喜の悲鳴をあげて、まるで自分が自分じゃなくなるようだ。
「秀、こわ、い······っ」
「怖くない。気持ちいいだけだよ。」
ゆっくりと秀が動き出して、奥を突く。そうされる度にペニスからは精液がピュクピュクと漏れて、本当におかしくなる。
「あぁぁっ、ぁ、いや、奥やめ······っひぃ、ああ······!」
さっきまではまだ判断出来ていたのに、もう何も考えられない。秀にされるがままになって、何度目かの絶頂を迎えたのと同時に、腹の奥で熱が広がる。
ずるっとペニスが抜けていく感覚にすら感じて、俺の体は一体どうなっちまったんだって、思ってしまうほどに、秀に変えられた。
「彩葉、キスして」
「······んむ、ふ······ぁ、」
「ちゃんと、俺を見て」
ぼんやりと秀を見つめると、隣に寝転んで抱きしめてくる。
その熱に溺れて、そのまま眠りに落ちた。
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