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第85話 R18

その日の夜、彩葉に誘われて2人でベッドに入った。 「っ、ぁ、秀······っ」 「はぁっ、彩葉っ」 彩葉の負担にならないように、あまり激しくしないで、ただゆっくりと愛し合う。 「っん、ちゅ、ぁ······秀、もっと、キス······」 「ん」 舌を絡めて、どちらとも無い唾液を彩葉が飲み込むのをみて、唇を離す。 「はぁ、はぁ······っ、秀、もっと来ても、いいんだぞ」 「辛いでしょ。明日は、休みじゃないし」 「いい、から······早く、ここまでこいよ」 彩葉が自分のお腹を撫でた。そして口元を緩める。 ゆっくりと奥を突くと彩葉が喉を鳴らしてゆっくりと目を閉じる。 「入らせて」 「あぁ······っひ、いぁ、ぁ!」 強く突くとボコっとしたところにぴったりと嵌る様な感覚がして、きつい締め付けに快感を味わっていた。彩葉は射精してシーツを掴み痙攣しているかのように体を震わせていた。 「彩葉、こっち見て」 「······ん、ぅ」 「いい子だ」 ぼーっとした目が俺を見て、キスをするとゆっくり口を開けて舌を伸ばしてくる。絡め取るとまた目を閉じて気持ちよさそうにしていた。 無理をさせるつもりは無かったけれど、彩葉が可愛いから仕方が無い。このまま抱き潰してやりたいとすら思う。 「ぁ、それ、やだ······っ、おかし、い······いく、いく······っ」 「いいよ、イって」 「ひっ、ちが、ちがうっ······ぁ、いやだっ、でる······っ!」 いつもと違う様子。何が違うんだろう。彩葉に「大丈夫」と言いながら律動を続けると、突然彩葉のペニスからプシャっと液体が吹き出た。 「あぁっ、あーっ!」 「ああ、潮か」 「ひぃっ、ぐ······っ」 突く度に潮が出て、彩葉の腹を汚す。 ああ、後でシーツを変えないと。 暫くして欲を吐き出し、動きを止める。彩葉の体がガクッと重たくなって、顔を覗くと意識を失っていた。 「······やりすぎた」 ちゃんと考えていたつもりだったのに、また彩葉に無理をさせた。 「ごめんね」 ペニスを抜いて、彩葉の濡れた腹をタオルで拭った。

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