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第159話 R18
彩葉の体温が高くて、熱がすぐに俺に移る。
「はぁ······んっ、ぁ、秀······」
「彩葉、服脱ごうね。」
「ん、ボタン解けない······。」
酔ってしまってるから、指先が不器用になって何度か挑戦するもボタンが解けないと、俺をぼーっと見てくるから、あまりに可愛くてずくんっと熱が上がる。
「俺がやるから、手退けてね。」
「······ベッド行きたい」
「そうだね」
フラフラな彩葉を抱っこしてベッドに運ぶ。キスをすると目を細めて、もっとと強請るように俺の頬を包んだ。
「彩葉、服脱がすよ。」
「下着、気持ち悪い······」
「え?」
スラックスを脱がすとその意味がわかった。ペニスが大きくなって、先走りを零していた。
「何でこんなに濡れてるの?」
「ん、キスしたら······気持ち、良くて······」
「ふふっ、可愛いね。触るよ?」
「ぁ······」
ペニスに触れて、それから乳首に触れると、体をビクッと震わせた。先に出させてあげた方がいいのかな。少し強めに扱くと首を左右に振って「ダメだ」と何度も繰り返す。
「秀、イきそうだから······っ、ぁ、嫌だ、まだやだっ······!」
「嫌なの?」
「うぅっ、ぁ、1人で、よくなりたくない······っ」
そう言って涙目になるから、手を離してそっとキスをし、ローションを手に取って後孔に塗り付けた。
「ぁ、あ······秀っ、ゆっくりがいい······」
「うん、ゆっくりする。痛くもしない。大丈夫。」
「こ、わい······ぁ、また、っひ······ぃ」
「彩葉、こっち見て。彩葉に触ってるのは俺だよ。」
父親に無理矢理犯されたことがフラッシュバックしているのかもしれない。彩葉の体から力が抜けなくて、そこから先に進めない。
「彩葉」
「······はっ、はぁ······ぁ、秀······っ手、繋いでっ」
彩葉と手を繋ぎ、何度もキスをする。少しずつ少しずつ恐怖が薄れていったようで、涙を零しながら「入れて」と小さく言葉を落とした。
「怖くなったら言ってね」
「ん······ぁ、あ!」
ゆっくりと指を沈めていく。
繋がれた手に入る力が強くなった。
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