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第160話 神崎side R18
酒のおかげで言いたいことは言えた。
ちゃんと秀の事を受け入れようって思って、いざ服を脱ぎそこに触れられると、あのクソ男を思い出して怖くなった。
「上手だね。もうちょっと力抜けそう?」
「ん······あ、気持ちい······秀、もっと、そこ······っ」
それも、手を繋ぎながらゆっくりと優しくされると恐怖は和らいでいった。
「ぁ、ぐ······、はぁ、あ······やば、待って、イク······っ!」
秀の手を止めさせる。もう大分解れただろうと思って、手を離し、閉じかけていた足を開いて秀を見る。
「もう挿れて······」
「っ······まだちゃんと解せてないでしょ。」
「いいからっ」
だってもう、欲しくてたまらない。
本当はずっと早くこうしていたかった。
「もう我慢できない······っ」
そう言って秀の首に腕を回し引き寄せる。キスをすると応えてくれて、俺の胸を撫で、足を抱える。
「彩葉、愛してるよ。」
「んっ、俺も······愛してる。」
宛てがわれた熱。ゆっくりと入ってきて久しぶりのそれに体が歓喜する。
「あっ、あぁ、イク、イク······ッ!」
「っ!」
大きな快感が広がり、体ががくがくと震えた。まだ挿れただけなのに。
「中でイったんだね。すごいキツい······彩葉、ごめんね、ちょっと動くよ。」
「あぁ······っ!」
1人でイキたくないって言ったのに、我慢できなかった。未だ甘い感覚が体を走ってる。少し律動されるだけで背中が反れた。
「はっ、はぁっ······あっ!」
「彩葉、綺麗だよ。」
「あぅぅ······っ、ん、秀······もっと、奥まで······っ」
そういうと秀が困ったように笑って、俺の腰を掴み、ぐっと強く奥を突いた。
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