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第161話 R18

気持ちいい。気持ちよくて、ずっとこの快感に浸っていたいとすら思う。 「秀、抱きしめて」 「うん。」 ちゃんと会話ができて、辛くも苦しくない。俺の事を見て、聞いて、話してくれるから怖くない。 「んっ、ぁ、あ······秀、気持ちいい······?」 「うん、凄くいいよ。彩葉······」 「は、ぁ······!」 キスマークが胸に沢山散らされる。俺も秀につけたくて、首筋に舌を這わせて唇を付けた。 「っん」 「きも、ち······もっと、もっと······っ!」 酔ってるからか、恥ずかしいなんて感じない。今はもう、考えることをやめて、自分の欲のままに言葉を吐き、秀を感じるしかできない。 秀の頬を包んで、キスをする。 唾液が口の端から零れていって、それも気にならないくらい激しく貪りあった。 「はっ、ごめん、もう我慢できないや。」 「ひっ、あ、あぁっ!」 突然律動が速くなった。 やばい、多分もうトんでしまう。 体が弓形に反れて、射精した。 そこからの記憶は余りない。 ただ、幸せだった。

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