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第167話 R18
家に着いて、片付けをしてから晩飯を作って2人で食べた。
その後はお決まりみたいに、セックスをする。
頭のてっぺんから足先まで快感に支配されて、秀の事しか考えられなくなる。
ああ、馬鹿になりそうだ。
「っ、も、無理······!」
「はぁ······んっ」
「うぁ、あ!」
後ろから挿入されて、そのままベッドに寝転がる。背中側から抱きしめられて、暫くはこの体勢でいなければならないんだと理解した。
ずっと中なそれがあるから、こうして寝転んでじっとしていても意識してしまう。
秀の手が動いて俺の体を撫で、乳首をキュッと抓った。
「んぅっ!」
「は、中動いた······もう暫くこうしてようね。」
「っ······秀っ」
「あ、動いちゃだめだよ。」
もどかしくて動こうとしたら、腰をぐっと押さえられた。
「ぁ······嫌だ、動いて······っ」
「ん、可愛いね。」
そう言って、秀はより深く俺の中に入ろうと腰を押し付ける。イキそうになってシーツを強く掴む。それとほぼ同時、体が大袈裟に震えて射精した。
「イッちゃった?」
「ぁ、ふぁ······あ、そっち、触ったら······!」
「いっぱい出たね」
ペニスを軽く扱いた秀は、直ぐに手を離して胸や腹を撫でていく。
昨日とはまた違うゆっくりさ。いや、寧ろねちっこい気すらする。
「中すごく締め付けてけくる······。気持ちいい?」
「うぁ、あ······動き、たいっ、はぁ······ぁ、動いて、動いて······っ」
「だーめ。もうちょっと頑張って。」
何だかおかしいんだ。
体がムズムズして、変になってしまいそう。
「っ、ぅ、あ······また、イク······っ!」
「······っ!」
動いてないのに、勝手に体が喜んで何度も達してしまう。きつく締め付けてしまったみたいで、秀も俺の中で射精した。腹の中が熱い。
「はぁっ、はぁ······ぁ、もう、あ、あっ、あ!」
「グチュグチュ鳴ってるね」
中を確かめるみたいに、ゆっくりゆっくり律動して、奥深くまで入ってきてはまた動きを止める。
「しゅう······」
「ん?」
腰を押さえられたまま、顔だけ後ろを振り返ると優しくキスをされた。熱い舌を絡ませあう。
「ぁ、ふぅ······ひっ、ぃ、あ、あぁぁっ!!」
ペニスが軽く中を擦って勢いよく抜けていく。途端、頭の中が真っ白になって、中だけで達した。まだがくがくと震えてる間に秀が中に入ってきて、奥深くを突いては止まる。
「はぁっ、はっ、ひっ······!」
「気持ちいいね」
「ぁ、あー······ンッ、秀······!」
腰を押さえつける手に、自らの手を重ねる。
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