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第180話 R18

「疲れたから、もうわけわかんなくして。考えたくない。」 「······疲れてるなら、休まないとね。」 「いいから早く抱けよ」 大胆に服を脱いだ彩葉。後頭部に手が回されて、かと思えば引き寄せられ唇が合わさった。 舌が口内に入ってきて、絡ませ合い甘噛みをする。 「秀も、俺の事欲しいだろ。」 「っ」 「ほら、早くしろ。」 彩葉の手が俺の手を取って、自らの胸に触らせる。 ああもう、我慢できない。俺だって我慢してたんだ。 「知らないからね」 「ああ。めちゃくちゃにしてくれ。」 そんな事を言われたら抑えられない。 激しく唇を貪って、肌を撫で、足を開かせた。 「っは、」 「ぁ、っ!あ、う······っ!」 唾液で指を濡らし、後孔を撫でて指を挿入した。窮屈なそこを性急に解していく。 「ひっいぁ、ああっ、あ······っ!」 「本当に、我慢しないよ。」 「ぁ、あっ!い、いからぁ······!」 早く繋がりたくて、中を解すのもそこそこにペニスを宛がった。 「っ、っ!ぃ、うっ、ぁ、あぁぁ······っ!」 「っ、ごめんね、彩葉······っ」 中にゆっくりと入っていく。 きっと痛いはずだ。 泣いている彩葉の気を紛らわそうと、萎えてしまっているペニスを扱いてやる。 「っ、は、はぁっ、ぁ······っん!んぅっ!」 そうすると体に入っていた力がゆっくりと抜けていって、俺も少し楽に動けるようになった。 「彩葉······綺麗だね。愛してるよ。」 「っ······俺、も······!」 左右で色の違う目が俺を捉える。 その目に見られるとゾクゾクするんだ。もっと彩葉を俺のものにしたいって、思ってしまう。 「動くよ」 「っ、ん······!」 愛してる。愛してるからこそ、伝えないといけないことがある。 間違いは正してあげないといけないし、正しい事は肯定してあげる。 「彩葉······」 「んっ、んぁっ、ぁ······秀······っ!」 お互い、息をつく暇もなく求め合う。 増え続ける”好き”という気持ちが止まらない。

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