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気を取り直して

こんにちは、俺ドMの神谷 充です。 前の学校で酷いイジメに合ってるのがバレて叔父さんの経営する学園に転校することになり、さっきキラキラオーラの美人の副会長に嫌われるつもりが何故か失敗してしまいました。 殴ったり蹴ったりされるのは俺の専売特許なのに、思わず蹴りを入れてしまいなんだか負けた気分で凹む、、、 とりあえず案内役の副会長を置き去りにした俺は、地図を見ながら一人で理事長室まで無事辿り着けた。 叔父さんに会えるのが久しぶりでドキドキする。俺は緊張しながら理事長室の前にあるインターホンを押した。 《はい、どちら様ですか?》 『今日転校してきた神谷 充です』 《少々お待ちください》 ドアが自動で開き、目の前にはメガネを掛けた20代後半ぐらいのインテリな雰囲気のイケメンが迎えてくれた。 「どうぞ入ってください。理事長が中でお待ちですから」 『はい、失礼します』 きっとこの人は叔父さんの秘書とかだろう。 さすがに叔父さんの秘書さんに失礼なことはできないので大人しく入ると、ソファーで長い脚を組んで優雅に珈琲を飲んでいるフェロモンムンムンの叔父さんが俺を見て笑みを浮かべてくれた。

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