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さすがです
「あと、学園の説明だけどデータで昨日送っておいたし必要ないよね。充はもちろん目を通しているだろうし」
『はい』
ギリギリ昨日の日付になる時間に送られてきた叔父さんからのメールに添付されていたデータはものすごい量だった。でも叔父さんが読んでおけというなら俺は寝不足になろうが喜んで全部読む。だって、
「さすが充だね、じゃあご褒美をあげないとね」
叔父さんはいつも俺にご褒美をくれるから。
「なにか希望はあるかい?」
俺の性癖を知っているのは叔父さんだけ、だから俺は叔父さんにしかお願いできないことをいつも聞いてもらう。
『えっと。。。股間を、蹴ってください・・・』
叔父さんは口を歪めて笑い、俺を蔑んだ目で見下ろしながら一言
「変態」
っと呟いて俺の望み通り蹴りを入れてくれた。
叔父さんに蹴られてイキそうになるのを必死にこらえた俺はお礼を言った後クレジットみたいなカードを貰い理事長室を後にした。
「ほんとクソ可愛くて困る」
充がいなくなった後、理事長室で呟かれた言葉は誰の耳にも入らなかった。
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