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さいごがきみでよかった(2)
「んっあ、ゆきや…!」
「かわいー。蓮さんここ、好き?」
「も、指いいからっ、んんっ」
なんだかんだで大人しく俺んちに来てくれた蓮さんに、なんかもうムラムラが抑えられなくてエレベーターの中で濃いめのちゅーをした。なんか、デジャブを感じた。
一旦その気にさせちゃえばすっかりトロンとした蓮さんを部屋に入るや否やベッドに押し倒して、ローションで解いた後ろをゆっくり馴染ませる。
「指じゃなくて何が良いんですか?」
「もう、ウザい。んっあ…!入れて、いいから」
「わ!もう蓮さん積極的〜」
蓮さんだけ裸なの、エロくて良かったんだけどな。
頑張って体勢変えて俺のベルトに手を掛けてくる蓮さんを手伝うように腰を浮かせた。
カチャカチャって金属の音と、蓮さんから漏れるくちゃくちゃって音がなんとも官能的。
後ろいじられながら必死に俺の服を脱がせてる蓮さんが可愛くて仕方なくて、さっきから掠める程度に留めていた蓮さんのイイところをぐりっと刺激してみた。
「んあっ!!んっ、やっあ゛っ!?ゆき…!」
「ちゃんと脱がせたら入れてあげますよ?」
「やめっ、それ、やめ、てぇ!やっんん゛!」
もう蓮さんの、ぱんぱん。
こりこりしたそこを指先で潰してみたり、擦ってみたり。そうこうしてるうちに先走りがどんどん垂れてきて、反対の手で滑りを塗り付けるように竿の先を撫でたら、
「あっあっあっ!や、だめ…!」
「あーあ。いっちゃった」
びくんと大きく腰を浮かせた後、俺の手の中に白濁を飛ばした。
肩で息してる蓮さんは恥ずかしいのかなんなのか腕で顔を隠して無言。
「蓮さん、俺も気持ちよくなりたい」
「…うん。入れて良いよ」
「顔見せてください。キスさせて?」
おずおずと腕を外した蓮さんは案の定赤い顔をしてて、潤んだ唇にキスをした。ほとんど脱がせてもらえなかったスーツを自分で脱いで蓮さんの足を広げると、さっきまで弄ってたそこがローションやら精液やらでヌラヌラとイヤらしく光ってる。
「入れるね。」
「ん。…あっ、んんっ、あっつ、い…」
「蓮さんのナカ、柔らかいです。きゅうきゅう締めてきてる」
「う、んんっ、はぁっ、雪弥あ…っ」
正常位で腕を伸ばしてくる蓮さんをぎゅっと抱き締めて律動。俺より肩幅もあるし体もゴツいこの人を組み敷いてる優越感が堪らなくイイ。
普通に力勝負したら絶対に蓮さんの方が強いのに、しおらしく俺に抱かれてる蓮さんが、エロくて、可愛くて、大好き。
イヤらしく喘ぎ声を漏らす半開きの口に舌を突っ込んで、奥のいいところを突き上げながらすっかり固くなった乳首をぎゅっと摘んだ。
「んやあっ、い、痛っ、んん゛っ、ゆきぃ、それ…!」
「はっ、痛い?でも、すっごい締まってます、よ…っ」
「ひ、いい゛っ、あっあ゛っ、やあ゛っ!」
やだやだ言いながら、されるがままじゃん。
両方の乳首をきつめに摘んだり、かりかり引っ掻いたりしながら無遠慮に奥をがんがん突きまくる。
お互いのお腹の間ですっかり膨れ上がった蓮さんのがだらだらと先走りを垂らして限界を訴えてるみたい。
「蓮さん、イク?」
「ん、っう、雪弥…っ、出そ、うっ」
「うん、いっぱい出して、ください」
もう俺も出そうだけど。
蓮さんの腰を両手で掴んで前立腺を狙って深くピストンすると、ぐっと喉をのけぞらせたあと、勢いよく白濁を飛ばした。
それを見届けて俺の方もフィニッシュ。
ぴくぴく痙攣してる蓮さんのそこに自らを擦り付けながら、薄く筋肉のついたお腹にどくんと欲を吐き出した。
「は、あ。あっつい…。蓮さん良かった?」
「ん…。すき」
「ふふっ、かわいー。俺も大好きですよ」
赤らんだ頬にちゅっとキスをして、汗で張り付いた前髪を撫で付ける。
会社での苛ついた顔からは想像できない緩み切ったこの表情は、これから先も俺だけのもの。
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