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第7話

岩下課長が迷っている。けど、ダメだとは言わない。 真面目な課長の、誰も知らない無垢な部分。 ……知りたい。 課長の胸に顔を埋め、アナルに入れた指をうねらせる。 「かちょ……挿入(いれ)たいです」 「………」 小さく息を吐いた。 これは……。 「ふふっ。岩下は溝畑くんに甘いから」 やっぱりOKってことだ。 岩下課長に机に手をついてもらい、オレはローターを抜き取ると、少し焦って自分のモノをねじ込んだ。 「ぁぐっっ」 「岩下課長、緩めて。チンポ痛いです……」 「う、くうう……すまん、すぐに、すぐ……うううう」 オレが下手なだけなのに、岩下課長はやっぱり優しかった。 「溝畑くんはおねだり上手になってきたな。その調子でこれからも自分の意思をしっかり伝えるようにしなさい」 背後から椿原部長がオレを抱きしめ、優しくキスをしながら、一度抜いたモノをするりと挿れ、中をこねるように突き上げてくれる。 はぁ……やっぱり椿原部長は上手い。 「んんはぁ……イイ」 「ぁうっ溝畑、大きくするな」 「そんなの無理です。部長のチンポも課長のアナルも素敵すぎて」 「……」 「なんだ岩下、溝畑くんに素敵と言われて照れてるのか」 椿原部長が課長をからかう。 そして、背中を向けている岩下課長をチョイチョイと指差し微笑んだ。 その意図はすぐわかった。 椿原部長がしてくれたように、背後から岩下課長を抱きしめ、唇を誘って舌を絡める。 「んっっんふっっ、溝畑……」 岩下課長の吐息が熱い。 はぁ、甘いキスに胸がドキドキする。 しかもテクニシャンな部長にアナルを犯されながら、課長の極狭アナルもオレをキュウキュウ締め付けてくるし。 ずっとこのままでいたい……。 うっとりしていたら、後ろから椿原部長が大きく腰を動かし始めた。 「ぁあああっひぁっっっ」 中が一気に熱くなって、こらえきれない快感に悲鳴が出た。 ズルッと引かれるたびに漏れそうな快感に震え、押し込まれるとまた快感が溢れる。 しかも岩下課長の中に入ったオレのモノも反動で抜き挿しされる。 椿原部長と岩下課長に挟まれたオレはサンドイッチの具だ。 下手に動かず、部長任せのマグロでいたほうが具合がいい。 んっはぁっっ………ツナサンド、最高だな。 「あふっ……!あふっっ……!」 突き上げられ、ズンズンくる激しい快感を発散するように、オレは夢中で岩下課長の体を愛撫し、滅茶苦茶に舌を絡めた。 「うぐ……ううう……」 反動でオレに突かれる課長は苦しそうなのに、少し微笑んでくれている。 「岩下かちょ苦しい?」 「ハァッ……ハァッ……こんなに目が虚ろになるほど快感に溺れてるくせに、それでも気遣ってくれるなんて、溝畑は可愛いな」 普段は全力で否定してしまう『可愛い』も、こういう時ならあっさり受け入れられた。 そして、オレにはもう一つ心の中で否定してしまう言葉がある。 それも今なら……。 オレは課長の耳にキスを散らし、囁いた。 「かちょ……オレのこと好きですか?」 「…………」 あれ……?いつも女子との雑談だったら、すぐオレのこと好きだって言ってくれるのに。 「かちょ?」 「溝畑くん、こんな時に聞かないでやってくれ」 「え、どうしてですか部長。普通はこういう時に聞くもんじゃないんですか?」 「………」 「………」 ふぅ……と、二人にため息をつかれてしまった。 「岩下、腹くくって、溝畑くんがのぞむ返答をしてやったらどうだ?」 「言い損になりそうな気がして仕方がありません」 「どうしてですか!実はオレ、嫌われてます?」 「……はぁ」 二人してさらに深いため息。 けど。 「そんなことないよ」 岩下課長がオレの頬を両手で挟んで優しく撫でてくれた。 「……好きだ。溝畑」 「本当ですか?」 「……ああ」 オレの口角がフニャンと上がっていく。 飛び上がりたい気持ちで岩下課長の唇にキスを散らした。 そして背後を振り返る。 「聞きました?椿原部長」 「ああ。もちろん。溝畑くんはどうなんだ?」 「はい!もちろん、部長も課長も大好きですし、尊敬してます!」 ニコニコ笑うオレに、部長がニッコリ笑顔を返してくれた。 「それは嬉しいけど。……岩下、本当に言い損だったな」 「………」 「えっ、どうしてですか?部長は?部長はどうなんですか?」 「ああ、溝畑くんも岩下もいい部下だ」 部長の手が、オレの脇腹をなぞり、腹を撫でる。しなる怒張がオレの内壁を甘くえぐって、膝が崩れ落ちそうな快楽をくれた。 「ぁひ……本当れすか!アナル犯されながら部長に褒めてもらえるなんて……っんぁっ……最高れす」 「いつも岩下に褒めてもらってるだろ。これからも岩下に存分に甘えて、なんなら身体も慰めてもらえ」 長いストロークの後の強く小刻みな突きがアナルをジュプジュプと鳴らす。岩下課長の中に入ってるオレのモノまでガクガクと響いて息が詰まる。 「っっっ…ぁんんん!これからも……とかぁ……ぁひ………そ、そ、そんな無理ですよぉ」 なんて言いながらも、期待でついねちっこく腰を動かし、岩下課長の極狭アナルを掻き混ぜてしまった。

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