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第7話

ミナに逆らうなんて…。そんな命知らずな奴がいるなんてなぁ…。血に染まった予定表には、バイトのシフトの予定が書いてあった…。 「ミナ、バイトしてたか?」 「んー?今日から始めよーって思って」 「知り合いの店とか?」 「そっ、兄貴の店。バーやってるんだよ〜」 ミナに兄貴がいた事をはじめて知った。まぁ、俺も家族のことはあまり話さないから、人の事言えないが。言われてみれば弟っぽい…。 なんとなく自由奔放な感じがするし…。甘やかして貰ったのかな。基本自分は甘える方だと思っているから、弟とは気が合わないんだがな…ミナとは気があうから不思議だ。 「ねぇ、涼も一緒にやらない?」 「んー、あー、やる」 「…え?まじ?珍しー」 「別に。最近身体が怠いから、少しな」 「……無理するなよ」 ミナは、俺が売りをやっている事を知っているそもそもの出会いが、売りの帰りに絡まれて、ミナに助けられたのが知り合うきっかけだった お互いにお互いの事を同じ学校の学生だとは知らず、学校でバッタリ会ったときには、それは驚いたものだ。

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