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第8話
学校が終わった後、俺はミナと一緒にミナのお兄さんのバーに行った。バイトの件で話しをするためだった。
ミナが一応電話をしてくれて、バイトするのはいいと許可を貰ったが、一応面接だけはしたいと言われたからだ。バイトは初めてだから緊張するような気がする…。
「ミナ。俺、大丈夫か?」
「ん?なにが〜?涼なら大丈夫だよ〜」
「うん」
学校を出て暫く歩き、少し路地裏に入った曲がり角の所にあるお洒落な看板のお店だった。
お店は一階にバー、地下一階にビリヤードと、ダーツ。二階が自宅という作りだった。
お昼の間は、カフェを経営しているらしい…。
「いらっしゃい。ミナ、お帰り」
「は、はじめまして…。森野涼音です。涼って呼んでください」
「あはは、涼がガチガチに緊張してる〜」
ミナが俺のことを、揶揄ってくるが、俺はそれに反応出来ないほど緊張していたのだった。
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