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第11話
後をつけてきた人とホテルでヤッた…。今夜の金額は、10万。今月は兄の誕生日があるから、誕生日プレゼントを買うのに使おう。
…優しかったが、S気質で、焦らしに焦らされて気が狂うほどにイかされた身体は重く、腰には歩くたびに鈍痛がはしる…。正直しんどい。
しかし、今日は普通に学校があり体育もある日
「あー、休みてぇ……」
グダグダ言いながらも、行かない選択肢は無くて仕方なく学校に行く事にした。
「…涼、何があった」
「昨日はストーカーみたいな行動してたやつとヤッた。身体が怠い」
「涼…。無理しすぎだろ。熱あるんじゃね?」
ミナは急に俺の首に手をかけてくるから殺されるのかと思った。どうやら体温を測っただけで俺のことを心配してくれただけみたいだが…。
…今日は、なんか怠いと思ったら熱があるのかこういう日は絡まれやすいから面倒なんだよな
「一緒に帰ってあげたいけど。僕、今日は無理なだよなぁ……。気をつけて帰れよ」
「おう、何かあったら連絡するわ」
「そうしろ。直ぐにな」
熱がある時はもともとつり目がちな目が、よりつり目になるらしく、厄介なやつらに絡まれる今日は遅くならないし平気だろと思っていたがそんな俺の考えが甘かったのだ……。
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