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第14話
ふらっとして、思わず机に突っ伏した……。
傷ついた腕に頭を乗せたせいで痛み、痺れた…
痛い…、心も、体も…。なんだろ春さんにあったせいかなぁ…
「春さん、痛い……。手当て…」
「……はい。いいですよ。こちらに来てもらえますか?」
「……うん」
立ち上がったら、さっきよりも酷い目眩が…。そのせいでフラつき転けそうになった…。目を閉じて痛みに備えたが、いつまでたっても痛くない…。目を開けると俺は春さんに支えられていた…。
「あっつ…!え?凄い高熱……」
「ありがと。熱ぐらい平気だから、手当て…」
「ダメです。こんな高熱で……。親御さんに連絡を…」
「やめて…。親には連絡しないで…ください…
言うと聞くから…やめて……」
親に連絡されたら、きっと面倒なことになる。最悪の場合、家に連れ戻されて監禁されるかもそんな事になったら死ぬまで地獄だ。
だんだん視界が狭くなって…、意識が朦朧としてくる。その後、俺は意識を失った。
そして、次に目覚めたのは三日間後の夜だった
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