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若い雄狼のように
───セックス?セックスだって!?
初心なハヤテでも言っている意味は分かる。
毎晩のように尻を弄られる行為が性的なものだと気付いていた。だが、まさか……
「お、俺のお尻の穴にアルのちんこいれるってこと?」
「そうだ」
ハヤテの言葉にアルは片耳をペタンと倒して苦笑いで答えた。ハヤテは赤くなって、すぐに青くなった。
「そっ! そんなでっかいちんこ! はいるわけない!!」
「いきなり全部は挿れない。大丈夫だから、俺に任せろ」
「無理無理ッ!」
暴れるハヤテをやんわりと押さえつけて、衣服を剥いで舌を這わせた。快楽に弱い体はアルの愛撫に素直に反応し始める。
「やっだ…ぁ……待ってよ! あ!」
陸に打ち上げられた魚のように、少年の肢体はビクビクと跳ねた。小さな乳首はツンと尖り、幼いペニスは可愛らしく勃ち上がる。
「あぅ……は、あ! あっあっ…ダメだから……絶対、いれたらダメ!」
「痛くはしない。今だって気持ちがいいだろう?」
「でもっ…ダメだからぁ……あぁあ……」
ダメだと言いながらハヤテの裸身は淫らにくねっている。夜毎、狼の舌で舐められる快楽を幼い肉体に覚えさせてきたのだ。ハヤテの未熟な体はくったりと降参してしまっている。
夢中でハヤテを舐めまわしていたアルだったが、ディルドが寝室にある事を思い出して愛撫をやめた。
「わっ」
ハヤテをシーツに包んで抱き上げ、大股で寝室に急いだ。いつものアルのベッドに下ろされて、いよいよ逃げられないとハヤテは悟った。
だけど、どうしても聞きたい事がある。
「待って、ねぇ……なんで? なんで俺とセックスしたいの?」
アルは衣服を脱いで生まれたままの姿でハヤテに覆い被さった。
「お前が欲しいからだ」
「どうして俺が欲しいの?」
「お前の匂いも声もたまらない」
「俺、男だし、人間だし……」
「お前と話すのも、お前に傷痕を撫でられるのも好きだ」
「でも……」
「お前が好きだからだ」
言ってすぐにアルは固まってしまった。自分の言葉に驚いたのだ。ハヤテの方もびっくりした顔をしている。
───好きだ。
夜を共にした女達の誰にも好きだなどと言った事は無かった。だが、ハヤテに対してこの言葉はしっくりきてしまう。
こんな……人間の子供に。若い雄狼のように恋心を抱いてしまったのか。
「……お前が好きだ」
「ア、アル……」
「なんて人間だ。このアル・ハタル将軍を、お前はただの若造のようにしてしまった」
アルはハヤテの頬に鼻先をすり寄せて低く呻いた。
「お前に挿れたい。お前の内側に俺の匂いをつけて、お前は俺のものだと知らしめたい。俺以外の誰にも触れさせるな」
「え……わ……」
ハヤテは真っ赤になってオロオロしている。
「俺が嫌いか?」
「嫌いじゃないけど……」
「よし。先に抱かせろ。口説くのは後回しだ」
そう宣言して、アルはハヤテの口の中を舐めた。
「あ、アル……んんっ……」
出来るだけ時間をかけて、媚薬入りの潤滑油とディルドでハヤテの後ろを解した。すでにハヤテは二度ほどイカされており、くったりとして甘く鳴き続けていた。
「ひぁ……くぅうう……ッ!」
ズルリとディルドを抜かれて、尻を高く上げた状態で伏せにされた。
「力を抜け」
「あっ……待って! ダメッ! 待っ────ッッ!!」
アルはハヤテの首を甘く噛んで、蕩けたアナルに男根の先端をくぷりと含ませた。
「やっ…だぁあ……いれちゃ、やだぁ! あ!……いれちゃダメッ!!」
ハヤテは必死に息を吐いて体の力を抜き、獣人のペニスの浸入に耐えた。
じれったい程に時間をかけて挿入し、半分ほど埋めたところでアルは動きを止めた。
「───ぃあ!……ハァッ……ハァッ」
「……くっ!」
ハヤテのアナルはきゅうきゅうとアルの雄を締め付けている。最後まで貫きたい欲求もあるが、このままでも射精してしまいそうなくらいに気持ちが良かった。
「ああ、ハヤテ……すごいな……」
「ぁ……ぁあ……くる、し抜…てぇ……お願……ひぃい!!」
獣人のペニスがズルリと引き抜かれ、再び突き上げられた。半分ほどしか挿れられていないが、ハヤテはお腹が破れてしまいそうに感じていた。
「あ、あぅ……いやぁ! こ、われちゃうぅう……アルッ! こわいぃ……お腹、やぶけちゃうから……ッ」
「大丈夫だ。ここはちゃんと俺を受け入れてくれている」
「あぁあ……やぇて……ッ!…ひぃ……ん、ぐぅ……んん!……うっうっ!」
「ハヤテ……ハヤテ……なんて可愛いんだ。お前は……」
アルはハヤテの小さな体を完全に包み込むようにして抱いた。徐々に腰の動きを早くしていく。大きな獣人の男に揺さぶられ、ハヤテは鳴き声を上げる事しかできない。
「あ! あ! あ!……んぁあ!……やぁああッ! こわれるッこわれちゃ……ああ……ひぁあ」
アルは手を前にまわして小さなペニスを握った。ハヤテのペニスは濡れて勃っている。
「よかった。お前も感じている」
「あ! 違……ってばぁ……あ! ちがぁう……うぅう!」
「嘘つきめ」
低くく笑いながらハヤテのペニスを扱き、淫らに腰を使って責め立てた。ハヤテがいっそう高い声で鳴いて、アルを更に煽る。
「あぁあ……あ、あ、あ、はぁあ……ら、めぇ…ちんこっ……そんな……ひ、ぁ、さわらっ…ないれぇ……あ!」
「……ッ……イッいいぞ」
アルはハッハッと獣そのものの息遣いでハヤテを犯した。
「だ、め……ダメぇえ!……どっちも、しちゃ嫌ぁ……お尻は……やめてっ……んぁあ!」
「尻で感じながらイキそうなんだな? ああ……可愛い。いやらしい人間の子供め。こんなに尻で感じるようになって……」
雌犬の体位で犯されながら、ハヤテは必死で首を左右に振った。
「お尻……ちがぅ……いやなんだからぁ……ッ! アッアッ!」
「いいぞ。尻で感じていろ。中に……出してやるからな……ッ」
「あ! あ! いやっ……やだ! はっ、ああ!」
「後でここもたっぷり舐めてやる……」
華奢な少年の裸体に覆い被さり、ペニスを撫でながら耳元で甘く囁いた。その言葉に期待するようにハヤテの肉壁が震えた。
「もっ、ダメ! アルッ! ダメッ……あ、あ、あ、あ、あ───ッッ!!」
獣人の逞しいペニスに突き上げられ、涙と涎でぐちゃぐちゃの顔でハヤテは絶頂に達した。
「……ッッ!!」
その締め付けに降参をして、アルはハヤテのナカに叩きつけるように射精をした。ドクドクと大量の精子が少年の体内に注がれる。
「っうう!……う、はぁ……あぁあ……ッ」
ハヤテは初めて熱いものを中に出される感触にビクビクと痙攣した。お腹の中がアルの欲望の証でいっぱいになってしまう。
「……あ、あ……はぁあ」
全てを注ぎ、アルはハヤテのアナルからペニスを抜いた。ぽっかりと開いたアナルからゴポゴポと白濁が溢れた。
「あぅ……んん」
ハヤテの体を表に返し、泣き濡れた顔を舐めた。そして口の中も。
アルの舌はそのまま濡れた幼いペニスも舐めた。ハヤテの裸身が力無く身悶える。イッたばかりのペニスを舐められて、ハヤテは枯れた声で甘く鳴いた。
そして再び。獣人のペニスは少年のアナルを蹂躙する。
夜更けまで、アルはハヤテの体に溺れるように求め続けた。
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