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(Side優人)
俺はあの黒板事件のあと……反省した…………
あの時にあんなことを言わなければ……
まだ友人でいられたかもしれない…………
もし、俺があの時、クラスメイトより鈴を取っていたら………………
今、清水がいる場所には俺がいたかもしれない……………………
次々と後悔がやってくる………………
考えたらキリがないだろう…………
だが、もう手遅れだ………………
俺はもう鈴に好きだと伝えることも、触れることも許されない…………
だったら…………だったら、かげであの二人を支えていきたい………………
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2人の荷物を持ち、保健室前に立ち、扉を少し開ける
すると……………………
鈴「……あっ……んぁあっ…………やぁ…………」
晴「や、じゃないでしょ、もっと……っていうの」
鈴「はるやぁ…………もっとぉ…………んぁあぁっ!」
晴「っく…………いいよ……鈴……………………」
鈴「あっ…んぁっ…………はるやぁ……きしゅ…………」
晴「あまえんぼだな…………んっ……」
鈴「んんっ……んにゅ…………んんっ…………」
パチュパチュといやらしい音が響いた保健室……
2人の喘ぎ声がする………………
二人の関係が改めて伝わってくる………………
…………やはり……目の当たりにすると……
…………胸が痛いな…………
…………俺はまだ……鈴が好きなようだ………………
俺に素直じゃない鈴
よがらせると可愛い顔をする鈴
俺だけに向けてくれた笑顔
俺と目が合うと顔を赤くして目をそらしたこともあったな…………
怒っても、泣いても、笑ってても、悲しそうにしていても………………
なにもかも可愛かった………………
優「鈴…………すきだ………………」
そういうと俺は1粒涙を零し、その場を立ち去った……………………
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