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(Side鈴)

鈴「がぁぁあぁっ………………疲れた……」 玲「お疲れ様、鈴」 鈴「ありがと……玲」 朱「つかれたぁー!!」 玲「よく頑張ったな、朱雨」 朱「えへへ、撫でて撫でて!」 俺たちの喫茶店は大繁盛で 学校内発表なのに6万も売り上げてしまった さすがにハードだった………… 明日はもっと客が多いよな………… 明日もやるのか……大丈夫か、俺………… あの嫌なセクハラ客のあとにも 俺にセクハラをしてくる客が多かった その度に優人と玲が助けに入ってくれたおかげで、あまり嫌な思いをせずに仕事ができた あ、優人…………………… 優人に今日のお礼をするべく、とことこと近づいた 鈴「優人っ」 優「……鈴?どうした」 鈴「あの……今日は悪かった 助かったよ………………」 優「ふふ、別に大丈夫だよ というか、俺らがお前に任せすぎたんだ 反省してる、明日はもっと休んでくれていいからな? お前はもう充分稼いでくれたしな笑」 鈴「ありがとう、でも大丈夫だ しっかり自分の仕事はやり遂げるよ」 優「ふっ……男前だな笑 じゃあ、頼んだ もし今日みたいに嫌な客、いたらすぐ教えろよ?」 鈴「わかったよ……ほんとにありがとな」 優「あと、お礼だが、秋にも伝えてやってくれ きっと喜ぶ」 鈴「わかった!」 俺は優人にもう一度礼を言い、秋を探した…… 秋…………どこだ? さっきまでここいたのに…… 帰ったのか……?? 俺は気が付かなかった…… 刻一刻と闇は近づいてきていたことに…… 文化祭本番まで………………残り0日…………

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