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(Side遥)
僕、優人、玲、薫、晴也、朱雨の6人は
南雲先生の車に乗せてもらい
如月の家へと急いだ
ピンボーン
召使い「はい…………どちらさまでしょうか……」
晴「生徒会の清水といいます」
南「生徒指導の南雲といいます」
晴「如月さんはご在宅でしょうか……」
召「あ、はい!今お呼びしますね……」
こちらです、と、案内されたのは客室だった
ギィ………………
扉が開いたほうを見ると
足ががくがく震えている小林と
優雅にそれを支えている如月がいた
優「秋っ!!!!!!」
秋「ひぃくん……ひぃくんっ!!!!!!」
遥「如月、なにしたかわかってるの?!」
如「うるさいわよ、遥
まだたったの序の口じゃない……ふふふ」
南「とりあえず…………お前は生徒指導室行きだ」
如「んふふ……はーい」
遥は如月のセリフが引っかかった…………
序の口……?
どういうことだ………………
如月は不敵な笑みを浮かべながら
南雲先生につれられ、車に乗りこんだ……
優人と小林とは如月邸の前で別れた
玲「なぁ…………遥」
遥「…………ひっかからないか……?……
…………如月のあのセリフ……」
玲「俺もそれを聞こうと思ったんだ……」
あいつは…………なにを考えている………………
俺達は、このセリフの意味を理解するのに時間がかかってしまった………………
そのせいで……あんなことを………………
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