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(Side玲)

晴「畜生……ちくしょうっ………………」 晴也が先程から頭を抱え 時折、髪の毛を引っ張り パラパラとちぎれた髪の毛がそこら辺に散らばっていた…… 晴也は今にも泣きそうな顔をしている………… 玲「晴也……髪の毛…………痛いだろ? 離すんだ…………」 晴「うるせぇ…… あぁ……鈴……鈴……鈴っ……………… ごめん……ごめんっ………… 俺が悪かった…………だから……帰ってきて…………」 晴也は冷静さを欠いていた………… それはそうだ…………もしかしたら鈴はほかの男に犯されているかもしれない………… 助けに行きたい…………だが助けに行けない…………だって…………あまりにも容疑者が多すぎる…… 鈴は可愛いらしい顔立ちをしているが 男らしい性格をしているため…… 男女共に人気がある 犯人を男だけに絞るのは得策じゃない…… と遥がいっていた………… 今回の件で分かることは…… 犯人がβであること もしかしたら如月が関係しているかもしれないということ………… 情報が少なすぎる………… くそっ…………鈴…………ほんとうにすまない………… 時間がかかってしまうかもしれないが必ず助けに行く………………

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