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(Side玲)

遥「あぁ、これは作戦無理だわ……」 玲「ま、本人乗り気じゃなかったしな……」 目の前でわんわん泣いている2人をみたら作戦云々がどうでもよくなった だが、やはり鈴にもう危害を加えられないように話し合いをしないといけないわけで……………… 俺たちは一限をサボり、風紀委員室にきた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 薫「ふぅー!なんかサボるの久々だな!」 遥「やめてよ、しょっちゅうサボってたみたいじゃん」 薫「事実じゃん」 遥「まぁね?」 ワイワイ言いながら2人がけのソファにそれぞれが座り始める 玲「さて、話し合いを始めよう……」 遥「まず、鈴、思い出したくないだろうけど…… 話せそう……?なにがあったのか……」 鈴「………………………………」 鈴に遥がそういうと鈴は晴也を不安そうに見上げた………………………… 晴也はそれを笑顔で見つめ、大丈夫だ、というように肩をギュッと自分の方に寄せ、抱いた 鈴はそれに安心したのか、ポツポツと2日間されたことを話し始めた……………… まず、抑制剤を打たれてフェラをさせられたこと……………… 口に出してもらえず4時間ぐらい抑制剤がおさまらなかったこと 入れてほしいと言うまで精液を与えないと言われたこと そこで言わないでいたら、相手が怒って鈴の後孔と乳首、鈴の陰茎をたくさんの男にいじられたこと その日の終わり、強情すぎて向こうが怒り、鈴の童貞を奪われたこと…… 2日目、朝から抑制剤2発うたれ、媚薬ローションを中に塗りたくられバイブでいじめられたこと またその日も他人に自分の肉棒を入れたこと………… 抑制剤と媚薬に耐えられなくなり自分から精液を求めてしまったこと……………… 話しているうちに鈴は泣いてしまい………… ところどころ聞き取れなかったが……………… だとしても……ひどすぎる……………… 俺の斜め前にいる晴也からは殺気が凄かった………… 鈴「おれ…………汚れちゃった…………………… ごめんなさい…………汚いの……」 そう呟く鈴に胸が締め付けられた………… この子はタダでさえ純情な子だった………… 今回のことは衝撃がすごかったのだろう………… ポロポロと涙を零し、晴也に終始謝っていた………………………… 晴「鈴、こっちみて」 鈴「うぅっ……うわぁぁんっ」 晴「もう大丈夫、怖いことはなにもない…… 俺達がついてる…… あの時、学校に1人で置いていってごめん…… 2日間見つけてあげられなくてごめん…… 辛かったな……悲しかったな………… よく頑張った、偉いぞ…………」 そういい晴也はギュッと鈴を強く抱き締めた…… 鈴は抱きしめられて安心したのか また大泣きをし始めた……………… 鈴によると レイプをしたのは佐々木陽太、 だが指示をしたのは如月華の可能性が高いそうだ……………… それに、聖川と三枝という男子が気になる…… 彼らもまた弱みを握られているようだ………… 俺は実家に電話をかけた………… プルルル……プルルル…… 召『はい、もしもし』 玲「父さんを呼んでください」 召『坊っちゃまでございますね 少々お待ちください……』 ………………………… 父『…………どうした、玲』 玲「父さん、調べてほしいことがあります」 父『……犯罪か……?』 玲「レイプです……」 父『話せ……』 そこから俺は父に話をした…… 調べてほしいことは2つ……………… 鈴は手元に帰ってきたから、あとは警察である父に任せることにした………… あとは報告を待つのみだ…………

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