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(Side鈴)
陽太が俺たちのところに忠告をしに来てから
3週間が経とうとしていた…………
さすがの俺達も、気を抜き始めていた
そんな時だった………………
………………
鈴「はぁ………………もう冬だな……」
あたりが暗くなるのが早くなってきたなーと感じ始めていた
ズリズリ…………
後ろから変な音がする………………
なんの音だろう…………
強いて言えば……バットを引きずってる音……
俺はイヤホンを外し、後ろを向こうとした瞬間…………衝撃が走り、気を失ってしまった……………………
……………………
?「オラ、おきろ~」
?「せんぱーい、おきてくださーい~」
鈴「…………ん……?
………………あっつ!?」
?「あ、おきたー」
喋っている人物を見ると
ある2人が俺を見下ろしていた…………
熱いと思ったものは…………ロウソク……?……
剣「なぁ、橘」
橘「なに?剣城」
剣「どうせ、こいつ殺すんだろ??」
橘「そうだねぇ~そういう指示だからねぇ~」
剣「だったら、ヤろうぜ……
……最後が俺たちになるんだ、最高だろ」
橘「わぁ……剣城、悪い顔~」
口が悪いのが剣城でのんびりした口調のやつが橘か……と思っていると…………
ブチブチっと音を立てて
俺の制服のボタンが飛んで言った…………
あれ………………なにされているんだ……俺…………
頭がガンガンして…………なにも考えられない………………どうしてこんなに痛いんだ…………
ぼーっとしていると
頭側に橘、足側に剣城がきて、俺の両腕と両足を縛った………………
これ……まずいやつだ………………
なかなか覚醒しない頭に危機感を覚えながらされるがままになっていた…………
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