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(Side晴也)

ピリリリリ………… なんだ…………?玲……? 急に電話が鳴りはじめた…… 嫌な予感がする………… 晴「はい、清水」 朱「はるちゃん!!たいへんだっ!!!」 どうして、玲のケータイから朱雨が…………? 晴「朱雨……どうした」 朱「鈴ちゃんの首輪が反応した! どこかに連れ去られてる!!!!」 そう聞いた瞬間、全身の血が引いていった… 油断した…………まさかこんなに時間が経ってから誘拐されるだなんて………… 連れていかれた場所はここから遠い千葉の倉庫だった………… なんでそんなとこに……………… 俺は玲の運転手が運転する車に乗り、みんなと合流した………… ………………………… 晴「玲っ!」 玲「はるや……すまない…………」 晴「お前は悪くない……大丈夫だ……」 玲はパニックになっているのか顔面蒼白でガタガタと震えていた…… 朱「ねぇ……やっぱり見せた方がいいよ……」 晴「……みせたほうがいい?なにを…………」 玲「……やめろっ朱雨っ!!」 朱「だって!!!これは!!」 どうやら、鈴の首輪についている映像がよからぬものを映しているようだった……………… 晴「たのむ、見せてくれ…………」 玲「……………………わかった……」 そういって、玲はパソコンを起動させ、映像を映した…… ………………………… 『橘「せんぱぁい、いたい?いたい??」 鈴「いたぃいぃっ!!やだ、やだぁっ!」 橘「あは、ざんねぇん………… 次は………………太ももいこうか~」 鈴「ぁぁあぁぁぁあぁあっ!!!」 剣「おい、橘、やりすぎだ」 橘「えぇえー、だって、どうせ殺すジャーン しかも、ほら、きれいだよー?」 鈴「ぐぁあぁあっ!ぁぐっ、いだぃぃい!」 剣「はぁ……傷をえぐるな…… うっわ……骨見えてんじゃねぇか…………」』 その会話を聞いて腹が立たないわけがなかった…………………… 鈴のカメラには血だろうか……一部赤く染まっていた………… ということは首も切られてるのか………… カメラから見える所では太ももにナイフが刺さってる…………………… それに辺り一面、血の海だ……………… これは…………………………不味いんじゃないか…… 彼らは鈴の体を死なない程度に痛めつけ 橘はジュプジュプと音を立てて、鈴の孔に自分のマラを容赦なく挿していた………… 鈴……りんっ……………… ここから鈴の顔は見えないが、悲惨な顔をしているのはわかる………… 俺たちは急いで現場へ向かった…………

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