205 / 238

(Side晴也)

……寝ていると……玲に起こされた………… 玲「晴也!晴也っ!!!」 晴「……れ、玲…?……どうした……」 玲「鈴がっ!!!」 俺は一気に目が覚めた………… 鈴が………… 俺たちは急いで鈴のいる部屋へいった…… 鈴は先程と変わらず穏やかな目をしていた…… なのに……心拍数はどんどん下がっていってる………… 晴「いやだ…………」 玲「晴也……?…………」 晴「いやだぁあっ!!!」 玲「はるやっ!?」 俺は医者の制止を振り切り、鈴の元に駆け寄る 晴「鈴……いやだっ!……俺、まだお前に話したいことがある…………いくなっっ!!!お願いだっ…………頼むっ…………行かないで…………」 医「離れなさいっ!!!」 晴「離せっ!! 鈴っ……鈴っっ帰ってこいっ!!!!!」 すると……鈴の心拍数が戻ってきた………… 晴「あぁ…………鈴……りん…………好きだ………… ……がんばって…………目を開いて…………」 鈴のそばにいき、手を握る………… すると……俺に答えるように…………握り返してくれた…………あぁ……鈴……………… 暫くそうしていると まぶたがピクピクと動き、鈴の綺麗な目が見えた………… 鈴「晴也…………?……………………」 晴「りん…………鈴っ…………」 安心して涙が溢れてきてしまう………… すると、鈴は俺の頬をスルスルと撫で、涙を拭ってくれる………………あぁ……鈴の手が動いてる…………………… 無意識に擦り寄ってしまう……………… すると………………鈴がとても嬉しそうに笑ってくれた…… あぁ……鈴が帰ってきた……………… 安心したからか……俺はスウッと意識を失った……………………

ともだちにシェアしよう!