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(Side晴也)
……寝ていると……玲に起こされた…………
玲「晴也!晴也っ!!!」
晴「……れ、玲…?……どうした……」
玲「鈴がっ!!!」
俺は一気に目が覚めた…………
鈴が…………
俺たちは急いで鈴のいる部屋へいった……
鈴は先程と変わらず穏やかな目をしていた……
なのに……心拍数はどんどん下がっていってる…………
晴「いやだ…………」
玲「晴也……?…………」
晴「いやだぁあっ!!!」
玲「はるやっ!?」
俺は医者の制止を振り切り、鈴の元に駆け寄る
晴「鈴……いやだっ!……俺、まだお前に話したいことがある…………いくなっっ!!!お願いだっ…………頼むっ…………行かないで…………」
医「離れなさいっ!!!」
晴「離せっ!!
鈴っ……鈴っっ帰ってこいっ!!!!!」
すると……鈴の心拍数が戻ってきた…………
晴「あぁ…………鈴……りん…………好きだ…………
……がんばって…………目を開いて…………」
鈴のそばにいき、手を握る…………
すると……俺に答えるように…………握り返してくれた…………あぁ……鈴………………
暫くそうしていると
まぶたがピクピクと動き、鈴の綺麗な目が見えた…………
鈴「晴也…………?……………………」
晴「りん…………鈴っ…………」
安心して涙が溢れてきてしまう…………
すると、鈴は俺の頬をスルスルと撫で、涙を拭ってくれる………………あぁ……鈴の手が動いてる……………………
無意識に擦り寄ってしまう………………
すると………………鈴がとても嬉しそうに笑ってくれた……
あぁ……鈴が帰ってきた………………
安心したからか……俺はスウッと意識を失った……………………
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