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(Side晴也)
………………うぅ…………なんだ…?………………
お、重い…………………………
晴「……んんっ……………………」
その重いのをどかしたくてグイグイと押すが全く動く気配がしない………………
んだよ…………これ…………
そろそろと目を開けると……思わずにやけてしまった……
晴「鈴……鈴………………おきて………………」
鈴「…………んん…………………………」
俺がそう言っても鈴は起きず、しかめっ面をしただけだった………………
かわいい………………
ニヤニヤと鈴の寝顔をずっと見ていると
まぶたが動き、鈴の綺麗な瞳と目が合った
ポカーンとした顔をしている鈴……
晴「ふは…………おはよう、鈴」
鈴「おはよう……晴也…………」
晴「体……大丈夫??」
鈴「うん、ずっと休んでたから体は動かしにくいけど、動けるよ?」
晴「そっか…………」
とても安心した…………ずっとそれだけがきがかりだった………………
鈴が起きたら言わなきゃいけないなと思っていることはたくさんあった………………
クラスメイトがまっているとこ、サッカー部2人が会いたがっていること……結婚がしたいこと……沢山あった………………はずなのに……どうしようもなく……目の前にいる愛しい存在を抱きしめたくなった……………………
晴「鈴…………」
鈴「なぁに?…………うわっ!」
鈴を抱き上げぎゅうっと抱きつく………………
鈴…………あぁ鈴…………帰ってきてくれてよかった………………俺の腕の中にしっかりいる…………
晴「鈴………………」
鈴「なぁに?晴也」
晴「おかえり……帰ってきてくれて……ありがと」
鈴「んー?当たり前じゃん……
………俺の居場所はここだから……」
晴「り、鈴っ……!!」
鈴は照れたのか、そういうとプイッと向こうを向いてしまった……
かわいい、かわいいっ!!!!!
晴「りーん!可愛すぎるぞ!お前!」
鈴「だぁぁっ!なんだよっ!
てれてわりぃかよっ!
ってかお前キャラ崩壊してんぞ!」
晴「んー?俺昔からこうだぞ?」
鈴「嘘つけ……クールだっただろもっと!
なんだよ!その甘々な空気!
大好きですって言う空気!!」
なにをいってるんだ、こいつは……
晴「だって、大好きだもん」
俺がそういうと鈴は顔を真っ赤にして俺のことを殴った…………い、いたい…………
晴「いてぇよ……り…………んん?」
文句を言おうとしたら鈴の顔が目の前に来た………………
あ、これ……キスだ…………
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