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〃
ぐるぐると……無駄に色々考えてしまい……
結局午前中ずっと上の空で遊園地が終わった………………
鈴「うぅっ……………………」
朱「どうしたんだー?鈴
なんか様子が変だったぞ?」
朱雨にもバレてる………………はぁ…………どうして俺はこうなんだ………………自己嫌悪がさらに酷くなってしまう………………
玲「朱雨、鈴……そろそろ昼にしようって遥達が」
朱「やっほーい!!ひるひるー!!!」
玲「朱雨、いいこにしてろ」
朱「はーい!!!」
玲と朱雨が仲睦まじくしているのを後ろから見る
なんて理想のカップルなんだ………………玲は朱雨のことをとことん甘やかして、愛してる
朱雨もその愛をきちんと返していて…………………………見つめ合うふたりはまるで夫婦だ……………………………………
俺も…………朱雨みたいに素直になりたい……
そう思い、俺は決心する……
晴也と、遊園地回って、楽しむ!!!!
もやもやした気持ちを持ったまま、回りたくないし………………なにより、晴也のそばにいたい………………
決心を固く誓い、俺は玲達を追いかける……
………………………………………………
朱「はー!!!くったー!!」
玲「口が悪いな……朱雨」
朱「だって!!マジでうまいよ!薫」
薫「ありがとな笑笑そんなにか??」
みんなでご飯を堪能した……
薫の作ってきてくれた弁当はありえないくらい豪華だった……絶対遊園地に持ってくるレベルじゃない………………高級ホテル並だよ………………
とってもおいしい弁当を食べたあと、俺たちはどう回るかを話し合った
朱「俺、ドド○パいきたい!!」
鈴「俺、え○じゃないか!!!」
遥「じゃあそこを回れるように行こうか…………」
俺たちは外側をぐるっと渦をまくように回るように決めた……
最後にパーク中央にある観覧車に乗ることに決まった…………………………
観覧車……………………俺はここで………………晴也に告白するんだっ!!!!!!!
じゃないと………………番として見てもらえないかもしれない……………………番として………恋人として………パートナーとして……………………そろそろもう一度……抱かれたい……………………………………
晴也………………覚悟しとけっ…………………………
そう決心し、晴也の背中を睨みつける……
睨みつけられた当の本人はブルっと身体を震わせ、なんだか肉食獣に狙われているような気分になったのだった………………
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