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ニヤニヤした顔の2人と呆れ顔の2人が俺に近づいてくる……
朱「よかったなぁ!鈴」
薫「作戦成功じゃねぇか~」
鈴「や、やめてよっ……恥ずかしいからぁ…………」
ボンッと音が出るくらい熱くなる顔…………
玲「よかったじゃねぇか、愛されてて」
遥「まぁ、立てなくなるほどやるなんて……
愛されてるね~」
鈴「も、もうっ!!!」
遥と玲は晴也に対して呆れているようで
俺には祝福の言葉(?)を送ってくれた……
そのあとも散々からかわれた……
20分もするとみんな飽きたのかそれぞれ持ち寄ったゲームをし始める…………
そのみんなの姿をベッドの上から眺めていると、その輪から外れて玲がこちらにやってきた
玲「鈴」
鈴「なーに?玲」
玲「……晴也のこと好きか?」
じっと見つめられ、聞かれる……
恥ずかしさよりも、どうしてこんなことを聞いてくるのかが気になった……
鈴「うん、好き
どうして??」
玲「…………んー??あぁ、聞き方を間違えたな……
今、幸せか?」
鈴「うん!すっごく」
その返事を聞いて、玲は嬉しそうな顔をした……
玲「心配だったんだ……
お前はあんなことがあったから……
引け目に感じていないか……
だが、杞憂だったな……悪い……」
玲にこんなに心配してもらえて幸せ者だと思った……
俺のことをこんなに考えてくれる友人がいる…………
それだけでも幸せだよ?玲…………
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