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☆12

──── 翌日。 なんとなくソワソワ、 そして ドキドキしながら、教室に入ると いた・・・・・・っ! 孝之介は、既に来ていて 蓮と佑真と話しているのが見えた。 こっそり覗いていたつもりだったのに 蓮と佑真が俺に気づいて声をあげた。 『『大和。おっはー♪』』 『───あ、お・・・おはよー』 席に向かいながら ちらりと孝之介を見る。 『おはよう。大和。』 と、にっこり。 『お、おー、おはよ・・・・』 全くもって、いつもと一緒・・・なのが腹立たしい。 なんだ・・・やっぱ、からかわれたんだ俺。 『ぷはっ。その顔・・!悩んだ?』 『っ・・・!てめ・・・っ、やっぱりか!! 悩んだよ!俺は純情なんだよ!悪いか!』   『純情~?単純の間違いでしょ』 『・・・・・・・・』(怒) いけしゃあしゃあと・・・こんにゃろう! 『でも真面目な話さー。 実際のところ俺・・・ 大和となら つきあえると思うんだよねー。』 『・・・・・はぁ?』 『男同士だけど、そこは問題なく。』 『・・・いや、大問題だろ、そこは。』 『んー?じゃあ、つきあわなくてもいいけど キスぐらいなら出来ると思うよ?』 『・・・は、はぁ!?・・・いや、俺は無理っっ! つきあうのもキスも無理だから!』 『『なに?なに?なんの話?』』 孝之介の言葉に、蓮と佑真が 血相を変えて 食いついてくる。 『えーとね、俺と大和が・・・キス』 『わあっ////!!言わんでいい!』 『えぇー!!キスすんの?!』 『えぇー!!つきあうの?!』 『しねぇよ///!ないっ!ないから!』 ホントに もーっっ!!! 朝っぱらから なんちゅう話題をふっかけてくんだ、コイツは・・・! しかも、本気かウソ(からかわれてる)か 相変わらず 分かんないしっ! もーっっ!!!

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