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☆8

『大和くんってさ。』 嬉々とパンにかぶりつく俺を見て、 『ホントにパンが大好きなんだね。 名前は和風なのにね。』 なんて、言いながらニコニコ笑う。 『うん。よく言われる。 パン好きなのはちっさい頃からみたい。』 『最近、うちのパンばっかりで飽きない?』 『飽きないっ!超うまいし! 毎日、毎食でも全然OK!!』 『あはは、ありがとう。』 圭が両手でカップを抱えて 1口 飲んで、ほわーっと息を吐く。 かわいい! 中身がココア、ってのも イメージどおり。 やっぱ、俺・・・・ 圭の事、好きなんだなぁ。 『大和くん?』 『ん・・・/////?』 『顔、赤いよ?』 『へ・・・・っ?////』 『大丈夫?風邪ひいたんじゃ・・・』 『あ、や、違うから!大丈夫!』 『そう・・・・?』 『急に暖まったからだよ。うん。』 という事にしてくれっ! 圭に見とれてたからなんだよ、 なんて 言える訳ないじゃんっっ。 まだ心配そうに俺を見ている圭。 話題!話題を変えなきゃ。 『きょ、今日は何 作るの?』 『あ、えっとねー。』 圭が、話にのってくれて ホッと息をつく。 嬉しそうに話す圭を見ながら 圭も相当のパン好きだよな・・・ って思った。

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