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☆17
お父さんが出ていってから
少しして、圭が戻ってきた。
なんか
複雑な顔してるけど・・・。
お父さんと話したのかな?
『ね、大和くん。』
『なに?』
こたつに入って、みかんを手に取る圭。
なんか・・・親子だ。
皮 剥いてる姿が そっくりだ。
『お父さん、
大和くんに何か変なこと・・・言わなかった?』
・・・おっと、やっぱり。
つーか、
言ってもいいのかな、あれ。
つって、
なんか聞いてるっぽいから・・・いっか。
『あー。あのさ、えーと・・・俺に・・・
よ、嫁に来ないか、って・・・・。』
『・・・・ゴホッ!え、えぇっ!
ゴ、ゴホッッ!ゴホッッ!』
みかんに噎せて咳き込む圭。
うん。
ビックリするよな。
しかし、どういう意味だったんだろーか。
止まらない咳。
圭が受けた衝撃の強さを感じて
そばに行って、背中を擦ってあげる。
『ケホッ、ご・・・ごめん・・・ね・・・。』
『大丈夫?』
『う、うん・・・・だ、大丈夫。
あ、あの、ごめんね、お父さんが
変なこと言って・・・・』
『いや、いいんだけど・・・
あれって、どういう意味なのかなぁ~と。』
『え・・・・。えーと・・・・/////』
言葉を濁す圭。
そりゃ、分かんないかー。
いくら親子でもなー。
うーん。
嫁に来い・・・・かぁ。
圭は、ひとりっ子。
って事は、圭が旦那さん?
・・・・おお。
いいーっ!
いーではないか!
・・・・いや、ちょっと待てよ?
圭の嫁に・・・・とは言われなかったけど
まさか・・・・な。
お父さんの・・・・って事は
・・・・・・・・ないよな?
っっ!
お父さんが 俺の旦那さん!?
うーわーっ!!
それはイヤだ・・・・っ!
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