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☆15

*** 孝之介・side *** 『孝之介!』 焦れた大和の声。 お節介・・・いや、友達思いの 大和の事だから追いかけなきゃ!とか 俺がなんとかしないと!とか きっと 考えてるだろう。 だから、やんわりと止める。 先生情報では もう戻ってくるだろうから 行く必要ないしね。 それを言うと 納得いかない顔をしていた大和だったけど ほどなくして 戻ってきた蓮と佑真を見て 今度は分かりやすく尊敬の眼差しを 俺に向けてきた。 "スゲーな、孝之介!“ なんて思ってるんだろう。 ホント、単純。 先生に感謝、だな。 ───さてさて。 これから、どうするか。 蓮は どうでもいいけど佑真は ほっとけないな・・・。 なにかに悩んでるとしたら 佑真の方が心配だ。 うん。 蓮は大和に任せよう。 俺は佑真に話を聞くとするか。 なんせ 俺って・・・ 佑真のキューピットだしww

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