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☆19

***** 佑真・side ***** 親友だった蓮に恋をしてしまった。 でも この想いは蓮を困らせるだけ。 この想いが蓮に知られたら 俺は・・・・蓮の傍にいられなくなる。 だから、必死で隠した。 隠して傍にいることを選んだ。 だけど・・・・色々あって まさかの大逆転? 大どんでん返しで 蓮も俺を好きな弧とが分かって つきあえる事になった。 大好きな人が俺を好きになってくれた。 毎日が これ以上ないってくらい キラキラ輝いて 夢じゃないのに夢の中にいるような そんな幸せな日々を過ごしていた。 大和も孝之介も 学校が終わると すぐに消えてしまうから 放課後は2人でいることが増えた。 大和は、パン屋のあの子の元へ 孝之介は・・・よく分からないけど どうも つきあってる人が いるっぽい。 つまり、みんな幸せ! みんなハッピー!って事。 これって すごーくいい!! ☆ ☆ ☆ 『佑真。今日は俺んちにする?』 『うん!』 『じゃあ、コンビニ寄ろっか。』 『うん。お菓子 買おー。』 こういう時、お互いの家が近いのは ラッキーだよね 。 一緒にいられる時間が 少しでも 長くなるから。 コンビニから、蓮の家までは 少し歩く。 この距離を ホントは手を繋いで歩きたい ところだけど、ガマン ガマン。 いくら仲良しの高校生でも 男同士で手は繋がないもんな。 っていうか、俺と蓮・・・ 仲良しの高校生に見えてるよな? 変な目で見られてないよな? 俺の「好き」が溢れてて 変な感じに見えたりなんか・・・ してないよな? 男同士で恋人って、 バレないように気をつけないと。 一緒にいられなくなるのは困る。 神様がおこした奇跡で 両想いになれたんだから。 隣を歩く蓮に 飛びつきたい衝動を 抑えながら 隣を歩ける幸せを 噛みしめる俺だった。

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